中央・東ヨーロッパの国々にも、優れたビジネススクールがいくつかあります。これらの国々では、西ヨーロッパのビジネススクールとは異なった発展の仕方をしており、内容や生徒の層にも独自の特色があります。経済がまだまだ不安定なこれらの国々では、米国や西ヨーロッパのように大手の企業においての経営学ではなく、小さい企業のトップ、もしくは、起業家としての経営学が必要となってくるため、リーダーシップ、起業、チェンジに対する経営学を主体としたプログラムで、生徒もビジネススクールの費用を払えるほど裕福なトップ/マネージメントが集まってきます。こういった生徒側の背景により、プログラムもフルタイムではなく、エグゼクティブ・プログラムということになり、企業とタイアップして行なう大変実践的なものとなることが多いようです。米国や西ヨーロッパの大手企業がスポンサーとなり、優秀な生徒をトップマネージメントの下で研修させることにより、生徒・企業側双方がお互いに学びあうことができます。欧州では、近年、このシステムよる有益性が認識され始め、西ヨーロッパの生徒もこれらの国々のビジネススクールに申し込みを始め、現地の文化や言語を学ぶことにより、将来これらの国々への投資などのビジネスに役立てようとしています。ビジネススクールは、一般の教育機関とは一線を引いた形で企業として発展しているため、授業料などは、中央、東ヨーロッパだからといって決して安いものではありません。それが、また、現地のトップを集める要因になっているとも言われています。 |