Helsinki School of Economics (フィンランド)
北欧のどこかによいビジネススクールがあるらしい、というウワサを聞いた事があるが、それは実際にどのスクールなのか、また、あまり詳細は知らない、といった方は多いかと思います。
Helsinki School of Economics こそがそのスクールです。
1904年にプライベートのビジネス機関として創設され、1911に大学としてのステータスを認められました。その後、1974年までは、教育機関とは福祉がまかなうものであり無料であるべき、といった観念のあるフィンランドにおいて異例な私立大学としてのステータスで運営されていましたが、その後、国がきちんと管理するフィンランド通常の大学ステータスとなりました。国の統制による大学機関である場合、一般的にはアカデミックな内容になりがちで大学院としてはリサーチに偏りがちになるのですが、HSEBAはそのような中で国際ネットワークを推し進め、1983年には、英語で習得するInternational
Masters of Business Administrationをスタートさせました。
教育とは国が個人や企業の発展のために責任を持って行なうべきもの、といった観念が強い福祉大国フィンランドでは、実践的ビジネス教育を修士号として認めるにはまだまだ抵抗があるようです。実践的である教育は、生涯学習やスキル向上の専門学習といった位置付けであるべき、と考えられるため、この国でMBAを習得して博士号に行こうと考えるのであれば、他のMScを持っているか、補助的なコースを博士号前に受講しなければなりません。MBAといったMasterのプログラムでありながら、卒業時にはDiplomaを授かることになります。
HSEBAは、このような実践的、かつ、アカデミックな内容にも基づく高度なプログラムということで、フルタイムMBAとあわせてパートタイム、EMBA、企業用特別コース、聴講を含める短期コースなど、多くの個人や企業からの需要があります。そして、そのネットワークは北欧から世界中に広がっています。
地理的環境をもう上げますと、福祉によって統制されているフィンランドは、美しく、生活の質は大変高いということができます。NOKIAをはじめとしていくつかの国際企業を育て上げ、産業も発展し、都会でありながら、都会の汚い部分が全くない、といった素晴らしい環境です。言うまでもなく冬は寒く、日中でも零下で日照時間の短い日が続きます。夏は、美しい自然を堪能しながら白夜に近い日照時間のなか生活を堪能することができます。 |