必須科目では、財務、会計、マーケティング、戦略、組織、オペレーション、統計、マクロ/ミクロ経済のキーコンプトを一通り学びました。INSEADは2ヶ月x5学期で運営されており、実質10ヶ月の集中プログラムです。この期間内に、2年制のMBAプログラムの2/3くらいの内容をカバーするといわれています。限られた時間の中で効率よく習得できるように、カリキュラムや教材は大変工夫されていると思います。授業はケーススタディが中心となり、またグループワークが非常に重視されています。必須科目のグループは学校側があらかじめ、学生の国籍やバックグラウンドを考慮して、グループ内のdiversityが保てるように決めています。
選択科目では、戦略に興味がありましたので、ベンチャービジネス、ハイテク戦略、モバイルコマースなどを学びました。ベンチャービジネスの授業では、通常の授業に加え、起業家やベンチャーキャピタリスト等のゲストスピーカーを多数迎え、現場の話を聞くことができました。また、私自身もベンチャービジネスのチームを結成し、ビジネスプランコンペティションに応募したりしました。結果として2位に終わり、ファンドしてもらえませんでしたが、審査員のフィードバックを含めて、この経験は非常にためになったと思います(あまり知られていないことですが、INSEADは起業家によって立ち上げられた、数少ない民間のビジネススクールです。そのため、企業家精神は大切にされています)。選択科目では、成績がグループプロジェクトで決まるため、グループワークの比重がかなり大きくなります。グループメンバーは自由に選べるようになっていますので、私はできるだけ多様な国籍/バックグランドの学生と組むようにしました。例えば、ハイテク戦略のコースでは、グループプロジェクトのテーマにバイオテク企業の戦略分析を取り上げました。この時のメンバーの国籍は、イギリス、フランス、オランダ、トルコ、そして日本とかなり変化に富んでいます。また、バックグランドも、バイオテクノロジの博士、戦略コンサルタント、ITコンサルタント、プロジェクトマネージャーといった具合でした。文化や出身業界の違いから、考え方や仕事の進め方も異なり、衝突は少なからずあります。しかし、最終的にはプロジェクトの完成という共通目標に向けて、チームを築き上げていきました。INSEADの学生は概して職務経験が豊富ですので、このようなグループワークを通じて仲間達から学べることは非常に多いです。当然、学生も、仲間からのインプットをかなり期待してグループを組みます。ですから、私も場面に応じて、何が貢献できるかと常に自問しながら、ある種の緊張感を持ってグループワークに取り組んできたのを覚えています。 |