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河口 泰治 (かわぐち たいじ) さん Smufit/アイルランド 1995 DBS, 1996 MBS 卒業生
 

| Updated 05/2004 |

 PROFILE :

Smurfit-95 DBS, 96 MBS (Manufacturing and Logistics)卒業

職歴2年で、学部学位が異なるため、Diplomaを一年目に取得、その後、MBAと考えましたが、職歴不足でMBSにしたらという、同級生のアドバイスもあり、MBSへ。英国のMScとは少し異なる学位だと思います。帰国後、1999年より小規模零細企業を立ち上げて(貿易関連)、現在に至る。

   

ヨーロッパのスクールを選んだ理由は何ですか?

 

当事のヨーロッパ統合を肌で感じたかったのと、通貨統合の前であったこと。それから、愛知淑徳大学の英文学科の大野教授と、在日アイルランド大使館の当事の教育担当のコリンズさん、両氏のご推薦を頂き、学校の状況もよく理解できたので、この学校を選びました。また、自分の妻がアイルランド文学者なので、彼女の意向も踏まえてアイルランドということなのですが、愛知淑徳大学の文学部でイェーツの研究者の大野教授、その他の皆様にもアイルランドに行ってみて下さいなんて背中を押されていったのも事実かもしれません。
しかし、このことが逆に、自分の提出するアプリケーションフォームの内容を充実させ、推薦状にもこの点などを書いていただいたことも、私の入学を後押しした要因のひとつかもしれません。

ディプロマに行った理由は1)学部卒業が法学部だということ、2)自分の英語力に対する不安の問題、3)職歴不足の三つだったと思われます。しかしながら、このコースで上位成績を取ったことが修士学位への道を開いた一番早道だったかもしれないと今は感じております。しかしながら、6年くらいの職歴が無いと当時、同校のMBAは入学が難しいと言われていましたので、MBAは諦めて、MBSに絞って自分を教授陣や講師陣にアピールしてきた事も事実ですし、このやり方(行きたい学校のディプロマへ行くなど)のほうが、自分の成績や評判があるので入学するには確実かもしれません。
日本で有名大学の商学部や経営学部を優秀な成績で出られている方には関係ないことかもしれませんが、その他もろもろの大学しか出ていない方には、いい方法だと思います。確かにGMATやTOEFLの点数は最低限は必要なのかもしれませんが、案外と大学の学部の成績を大学院に入る入学家庭でこのマークを見ているものと感じられます。当然のことかもしれませんが、従来、(昔から)日本の大学院に入れる生徒のレベルはオールAに近い生徒が多かったのではないでしょうか。その観点から考えるとまあ当たり前に、大学学部の成績を見られるでしょう。
色々と書きましたが、お金と時間が足りない人には向かない方法だとも考えられますが、10年以上前で、私が24歳であったという事と、アイルランドの物価が当時、相当安かったこともこの方法を行えた大きな原因ではあるかと思います。

 

スクールの当時(10年前)の利点

 

1)IT関連教育設備が本当に充実している。IT大国を国策として目指すアイルランドであるからかもしれませんが、10年前にウィンドウズ3.1で学内LANが素晴らしくひいてあり、卒業する前までには(1996年)、3人で一台くらいまでPCは増え続けました。当時で日本では、電子メールを持っていた人は、自分の友達でも富士通の子会社で働くチップ関係の設計者だけで、彼はクライアントからのメールが読めず、上司にメール来たよって言われてプリントアウトして読んでいた模様です。また、あまり知られていないかもしれませんが、アイルランドにはマイクロソフトのヨーロッパ本社もあるくらい、IT関連企業の本部がダブリンの南に集中しており、日本からも、メルコさんが工場をアイルランドの西部に持っているくらい、ハードとソフトのIT関連企業が乱立しております。またそれを駆使した関連分野、銀行保険業、航空機リース、航空会社の予約センターなど、アイルランド特有産業が芽生える下支えをこの学校が担っていることは事実です。

2)欧州の交換留学生も多い。相当なレベルの提携校が同校にはあり、ヨーロッパ本土の各国のビジネススクールの生徒も多く、自らも交換留学生にもなれるチャンスがあります。

3)講師の何人かは実は実務者であった。マイクロソフトのヨーロッパ本社を建て直した関連の方の実務講義は面白かったのを今でも覚えています。また、同社の見学にも行きました。幅広いケーススタディーを、アイルランドの唯一の実践的なビジネススクールだから出来るし、体験させようと企業側も協力を惜しまないのは事実かもしれません。

卒業後に感じた利点

 

1)在日アイルランド大使館の職員や関連の方との繋がりが出来るし、関係を作りやすい。

2)案外と、アイリッシュアメリカンに代表されるかもしれませんが、北米、UK内、オーストラリア、ニュージーランド等にアイルランドに住んだ人、アイルランド人そのもの、その他関係者が相当多くいて、この学校を知っている人も多い。

3)現在、ヨーロッパの特定業種の商品を輸入し国内等で販売をしているが、この学校の名前が多少、バイヤーとしての信用を初期段階で保たせていた。また、欧州人には理解者として写るようである。ヨーロッパと関連の仕事をしたい人には、欧州のMBA、それも有名校の大学院学位は必要であるでしょうし、私みたいに欧州に関連するベンチャー企業に近いことをしたい人には、信用をつくる根源となるでしょう。

DBS、 MBSは現在の仕事にどのように役立っていますか?

 

あくまでも、学んだことは机上の理論とケーススタディー。論文等は、その証明とファインディングとの理論の比較。現在の毎日起こりうるビジネス上の細かな営業等の諸問題点には何一つ役には立つことが無い。しかし、経営者として経営そのものとか会社の方向性および経営戦略を考えるとき、またそれを実ビジネスにどのように反映させるか(ビジネス戦略等)を考える方向性や指針等には大いに役に立ちます。さらにマネージャー以上の役職の方で無いと、この学位をとっても全くというほど役に立たないかもしれません。また、実務経験(役職経験者)が多いほうが、在学中も大いに学問に役に立ちますし、帰国後もこれをより生かせると考えますが。
ヨーロッパ諸国相手で貿易関連をする上で、この学校を出たという意義は大変大きいものがあります。各国のある程度のレベルの会社の職位の方なら、この学校の名前と評判を知っているからです。将来ヨーロッパ相手で仕事をされたい方が、アメリカ系の大学院をでられても全く意味が無いと思います。また、米国内でも、アイルランド移民の中では相当の知名度があるはずです。

今後の目標

 

将来、仕事を60歳でやめて、自分の会社を立ち上げてから、退職するまでの経歴を基にした内容で、学校に戻って論文を書いてみたい。

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