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MIP Politecnico di Milano (ミラノ工科大学)Graduate School of Business

Bart Tamboer さん(オランダ出身)MIP International MBA2008 年6月修了

[2011 ALC留学ネット MBA特集より]

デザインマネジメントを専攻するため、MIPを選びました。入学前はIBMでビジネスコンサルタントをしていましたが、デザイン業界に転進したかったのです。大学の専攻は産業工学・経営科学でしたが、 以前からデザイン&ラグジュアリーマネジメントに興味があり、30歳を目前に自分の人生を変えようと思いました。 キャリアを変え、自分の本当に好きなことを仕事にしようと考えたのです。ファッションとデザイン業界の勉強ができるコースをインターネットで探し、MIPのMBAプログラムを見つけました。 MBAプログラムで学んで、まず自分の好きな業界に移ること、そしてマネジメント能力を高めることを目指しました。デザインマネジメントを学べるMIPのMBAプログラムは、私には完ぺきなものでした!

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田之内 祐二(たのうち ゆうじ)さん卒業生(イタリア語MBA)

プロフィール[インタビュー実施:Oct 2004]

田之内 祐二さん
MIP イタリア語 MBA卒業

MIPについて

MIPは工業系大学を母体とするため、学生の受講理由もエンジニアからマネジメントに進むためというものが多いようです。コース開始当初は幅広く一般的な科目を学びますが、ここで経験のない科目のギャップを埋めておく必要があります。その後、実践的な授業に移ります。教授たちは地元企業に対する支援活動を盛んに行っており、授業のテーマとしてその経験を取り上げることが数多くあります。また、企業からの依頼で実際にコンサルタントを務める機会もあり、イタリア経済の実態に触れることができます。イタリア人には特有の陽気さと人なつっこさがあり、同窓生とは卒業後もサッカーやスキー大会などで会う機会も多く、人生を通じての財産となっています。

就職活動についてのアドバイス

イタリアでは決まるまでに半年はかかるのが通常なので、イタリアでの就職をご希望の場合にはなるべく早く活動を始めた方が良いでしょう。(ただ、現実問題としては、イタリアの就職事情は厳しいものとなっています) MIPではプロジェクトワーク・ビジネスプランなどがプログラムに組み込まれていますが、ビジネスプランについては実際の企業を通して、また、プロジェクトワークについては、積極的に自ら企業に持っていく姿勢が重要かと思います。そういった点からも、イタリア語を出来るだけ勉強されておかれることをお勧めします。
また、イタリアにおいては、まだ企業側のMBA受け入れ態勢が整っていないこともあり、コース卒業後のポジションはあまり高いものが望めないという現実があります(家族企業が多いので中小企業が多いということもあります)。ですので、キャリアアップを切に望まれる方は、もしかしますと経済的に強い国で MBAを取得された方が良いかもしれません。
が、長い目で見れば、私の場合にはイタリア語でコースをコンプリートしたということが自分自身の自信につながっていることもあり、英語でない別の言語で MBAを取得されることはその国の文化をより理解することにもつながりますので、イタリアにご興味があられる方にはMIPのプログラムはお勧めできるといえるでしょう。

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清水 俊夫(しみず としお)さん2006-2007在校生

[ALC特別体験談2006−2007より]

清水 俊夫さん
MIP 2007年5月 MBA卒業

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

欧州のMBAは期間が短い1年タイプですので、学費・生活費の理由により、MBA進学準備当初から留学先は欧州を考えていました。また欧州では、日本で習い始めていた仏語を継続しやすいのも理由です。しかし1年タイプでは、進学後半年も経たない中に、MBAプログラムで最も重要なインターンの応募を始めなければなりません。インターン受け入れ企業は選考に当たり、MBA半年間の成績よりも、まず職務履歴を重視します。従って、1年タイプでは、「在学中学業に励んで、根本的に異業種へ転進を図る」ことは困難に思えます。フランスのMBAはパリでの面接で不合格となり、続いて合格したイギリスのMBAは学費が高いと思われました。ミラノ工科大学に急遽応募を決めたのは、プログラム内容と学費が理由です。

授業はどうでしたか?大変だったことは?

MIP−MBAは、イタリア人クラスに加えて、国際コース(英語を使用)が新設されたことにより、従来の「鎖国的・男性主体」から、「国際的・女性歓迎」に方向転換を遂げました。「ミラノにあるMBA」ということで、国際コースの半数を占める女性にファッション業界希望者が多いのですが、本当にここは「工科大学のMBA」です。技術者出身でも、円滑にプログラムに取り組めるよう、授業密度は手加減されており内容も製造業主体です。私が勤務歴17年の技術者でしたので、授業や課題に苦労を感じたことは余りありません。大変だったことは、「国連公用語にも入っていないイタリア語で、イタリアのMBAを受講する」ことを、自分でどう納得するかです。私は、「英語、フランス語、イタリア語をベースに、イタリアとフランスが得意とするデザイン・工芸・製造業のマネジメントを、イタリアで学ぶ」と決心しました。

好きな教授や科目は?

MIP−MBAは、1)3〜7月の経済基礎コース、2)9〜11月の経営応用コース、そして3)12〜2月の選択コース(ここで初めて、デザインマネジメントやラグジュアリーブランドマネジメントが教授されます)、3〜5月のインターンシップに分かれます。2)の最中に、イタリア企業のコンサルティング実習と、経営企画実習があります。2)では、知れ渡ったトヨタやソニーの話が幾度も登場するので、日本人理系の私は不満です。3)は期待できますが内容不明です。結果的に好きな科目は1)の経済基礎コースとなります。多国籍・男女同数の友好的な環境で、プレゼンテーションの準備をするのは印象に残ります。1)の中には、アウトドア活動の中でリーダーシップを体験させる2泊3日のコースもあり、これはユニークと言えます。

他国からのMBA留学生の印象は?上手く付き合うこつは?

国際コースは、新設であり評価が固まっていない為、留学生の国籍・バックグランドは、年度により変動します。私が在籍中の年度では、英語圏6名、中国語圏5名、トルコ4名他30名余りの多国籍であり、平均年齢20歳後半です。わざわざ国際コースを選択したイタリア人2名の社交性のおかげで、留学生は互いに協力的となりました。これは試験が相対評価ではなく、絶対評価である為もあります。女性のモチベーションの高さは驚くほどであり、理系の私でさえ頭を抱える統計学の宿題に、徹夜までして取り組んでいました。私は喫煙しますが、MIP−MBAでも愛煙家同士は、国籍・性別・年齢を超えて、狭い喫煙ルームに集う間にたちまち上手く付き合えました。ただし共産圏の何人かは、民主主義教育とは異なる教育をずっと受けてきた為か、私のみならず他の留学生とも時折摩擦を起こしていました。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

住居には苦労します。MIP−MBAには寮がなく留学生は、高額なワンルームマンションを借りるか、アパートをシェアするしかありません。イタリアは入国後8日以内に住居を固めて滞在許可申請しなければなりません。シェアする相手を選ぶ時間もない場合は、仕方なく誰かと一緒に住む羽目になります。アジア系同士は退屈だし、かといっていきなり知らない欧州人と住むのも抵抗を感じるなら、日伊友好協会のようなものを探して、親日家のイタリア人大家さん宅にとりあえず住むのが良いでしょう。ミラノはイタリアのみならず南フランスへのアクセスもよく、フィレンツやニースでのホームステイや、イタリア・フランス語学習が楽しく思われました。イタリアとフランスを行き来することで、フランスでは「パリは恥ずかしいくらいに新しい」、イタリアでは「この国は一流/二流の区別が下手でビジネス効率が悪い」と言って、両国の文化をストレスなく受け流しています。

MBA取得後のキャリアは?

現在、履歴書(CV)を送信しているインターン希望先は、例えば、イタリアの工業デザイン/技術コンサルティング会社、日本の自動車会社ヨーロッパ本社/イタリア支社、イタリアの工芸・製造業、国際技術機関です。こうした職場で、英語、フランス語、イタリア語を使用しながら、デザイン・工芸・製造業のマネジメントに取り組みたいと考えています。国際ビジネスでは語学力や専門知識のボリュームやスピードも重要ですが、互いの文化や立場の理解に重点を置いた、円滑なプロジェクト推進に就きたいと思います。自分自身が効率的に働くのではなく、多国籍なチーム全体を盛り立てながら自分もそれに協力する姿勢を、MIP−MBAで学んでいます。

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