IESE フォーラム
at KPMG Consulting, London,
UK
February 8, 2001 (Thursday) 18:30 - 21:00
18:30-18:45 Coffee & cookies
18:45-19:15: MBA Recruitment by Brook Hardwick
19:15-19:45: Alumni Panel Discussion
19:45-20:15: Question time to Alumni panellers
20:15 - : Cocktail Reception
2月8日に行われたIESEフォーラムは、これからMBAを目指す人とIESEの卒業生と合わせて約100人が集まった。
私は6時15分ころ着いたが、人々はだいたいそのころから6時40分くらいの間にやってきて、まず、別室に通される。 そこには、コーヒーとクッキーが用意されていて、(ただ食べて飲めばいいのではないですよ)もうそこから“社交”の機会を与えられているのである。 MBAに行くなら、人とのコミュニケーションスキルの活性化はポテンシャルなのだから。
フォーラムは、6時45分にスタート。 まず、Ms.Brook Hardwickによる、IESEの紹介。 なぜMBA,なぜIESEか、study methods, faculty, study programs, nationalities
of students, age, requirement
and admission
process、について説明があった。
1.なぜMBA,なぜIESEか。
グローバルビジョンを持って仕事にあたるのに、MBAは最高の教育の場。IESEには世界各国から学生が集まり、カルチャーの違いを含めたビジネスノウハウの違いをお互いにコントリビュートできる。
2.Study Method
15年のキャリア経験に値することを2年で詰め込む。
3.Faculty
Excellent Teaching ? Consulting ? Researchの三本立てを持って指導に望む。
4.Study Program IESE概要を参照のこと。
5.Nationalities of students
Western European : 68%, North American :
11%, Asian 3%, Other :
18%
6.Age
Under 26: 15%, 26-27: 41%, 28-30: 28%, Over
30: 16%
(Work Experience ? 3-4years: 27%, 4-5years:
21%, more than 5years:
27%)
7.Requirement and Admission Process
IESE概要参照のこと。
さて、次に卒業生によるパネルディスカッション。 フォード社、KPMGコンサルティング社、ゴールドマンサックスの三社から合計4人の卒業生が、何を持ってMBAに来るべきか、IESEの良さとそこで得たこと、そして、三社ではどんな人材をこれから求めているか、についてスピーチし、質疑応答に続いた。 (スピーチと質疑応答は重なることが多いので、以下にとりまとめる。)
1.何を持ってMBAに来るべきか。 (4人共通)
なぜ、自分はMBAに行くのか、はっきりした理由を持っていること。 その自分なりの理由が、授業やプロジェクトをこなしていく支えとなる。
2.IESEのよさと、そこで得たこと。 (4人共通)
グローバル感覚を得たこと。 学校が小さいので、教授や他の学生とのコミュニケーションが十分にとれた。 チームワークの大切さ。
3.どんな人材を求めるか
[ フォード社 ]
組織をオーガナイズするタレントを持った人。 リーダーシップのある人。
− IESE他、ヨーロッパのトップ7に入るMBA卒業生にその期待をかける。
[ KPMG社 ]
チームワークで上手くやっていける人。 何をチームにコントリビュートできるか常に考え、実行する人。ヒーローになりたい人は求めない。
[ ゴールドマンサックス ]
チームワーク(協調性とコントリビューション能力)で上手くやっていける人。 開発能力のある人。 毎年50人から100人のMBA卒業生を取る。
三社、4人とも強調していたのが、IESEでなくても、とにかく良いMBAに行くこと。
良いというのは、自分に合っていることはもちろん、MBAのランクも肝心。 そして、何で、何の為にMBAに行き、自分の最終ゴールが何であるかをハッキリもっていることが重要だともさかんに強調していた。また、MBAに行く年齢については、30歳を過ぎても遅くはない、むしろ、自分がはっきりMBAに行く目的を持ったときがよい、とのことだった。 キャリアチェンジのためにMBAに行くことは最高のアイデアだそうで、たとえば、そのときホットな業界(今ならファイナンス、コンサルタントなど)へアプローチするのに一番の近道。
続いて行われたカクテルパーティーで、私は日本人卒業生を捕まえ、主に日本人としてMBAは、日本の企業に役にたつか、MBAで強調するチームワークと日本独自の“チームワーク”の概念の違いについてインタビューした。
1.MBAは、日本の企業に役にたつか。
MBAで学ぶ経営戦略のノウハウは、西洋が中心の理論であり、それをそっくりそのまま日本の企業に生かすことはまだ難しい。 しかし、だから行きっぱなしなのではなく、どのように日本の企業にコントリビュートすることができるのかを考え、実行して行く勇気のある卒業生が多くなって欲しい。 経営といえども日本独自の文化(考え方、方法論)を無視することはできず、どうやって上手く合わせ、どうやって開発して行くかが今後の問題。
2.MBAのチームワークと日本の“チームワーク”
MBAのチームワークとは、自分の属するグループの利益向上のために、自分が何をコントリビュートできるか具体的なことが要求される旨、かなりアグレッシブな議論展開にもなる。 日本の“チームワーク”は、具体的なコントリビューションよりも“協調性”を重んじ、まだ“出るくぎは打たれる”の世界。
カクテルレセプションも“情報を集める社交”の場。 私もこの日本人卒業生のほか、イギリス人卒業生(コンサルティングビジネス)、これからMBAを目指すイギリス人合わせて6−7人と話をしたが、共通していえるのは、卒業生もこれから行く人々も自信と誇りがあふれていることだった。 皆自分のキャリアに目的があり、そして真剣に取り組んでいる。 シャイでは絶対通じない世界がそこにある。 どんな人ともおくせず話し、話題を提供し、そして受け取る。 話すというのは、“Hello, How are you?”と言えればいいのではない。 そこから話し始めるのだ。 Give and Take という西洋の“常識”は、グローバル視野でビジネスが発展する今、“グローバルな常識”となっている。
以上のような流れで、フォーラムも盛況のうちに終わった。 |