IMDはヨーロッパのトップMBAです。スイスに有名なMBAがあるらしい、といううわさを聞かれた事がある方は多いかと思いますが、はたして、それがなんというMBAなのか、実際どうよいのか、を詳しく知る方はまだまだ少ないようです。
IMDの略はInternational Institute for Management
Developmentということであり、ヨーロッパの事情に詳しくない日本の出版社などでは、この名前を素直に日本語に訳しているところも多く、国際経営大学などと全く違った意味になっているところすらあるようです。
このIMDというビジネススクールはネスレが母体の企業系ビジネススクールで大学ではありません。従って学部などはスクールに設置されておらず、MBAや企業研修をおこなうエグゼクティブビジネス教育を提供しています。また、ビジネスに関する統計、リサーチ等の資料にも定評があります。大学ではないということで、一般庶民には知名度がない、ということになりますが、逆に考えますと、選ばれたエグゼクティブのみが行くことのできるスクールということになり、また、企業系となりますので、文部省などからの規制もなく、学問という経営学にしばられない大変実践なプログラムを行なうことができ、常に最新のモジュールをとりいれ、また、講師陣もビジネスとして動くことができるため、すべての運営に関してすばやい対応ができること、企業とにネットワークが強いこと、などがIMDをヨーロッパのトップMBAとして位置付ける要因となっているようです。実際に企業研修用プログラムは先月のファイナンシャルタイムズのランキングにてトップを独占していたのを目にした方もいらっしゃるかもしれません。
MBAのコースはヨーロッパのMBAは、少人数制のところが多いのですが、IMDも例にもれず、少人数制で一人一人の生徒に対するケアがよく行き届いています。生徒同士、生徒と講師陣の関係は家族のように近く、お互いのバックグランドからプライベートにいたるまで、すべて知っているという距離感のようです。実際、コースは大変厳しく、寝る時間以外、場合によっては、ディスカッショングループなどで、夜中までクラスメートとすごすようになるため、本当にお互いを分かり合っているような関係を作ることができるようです。また、授業もあらかじめ名前がついた席にすわるようわりあてられるため、日本やアメリカの大学にみられるような、授業をさぼる、ということはできません。グループに貢献する、お互いをわかりあう、それによって評価される、といったしシステムは企業のそれと同じプロセスですので、日本の大学で見られがちな教えてもらい事を期待し講師と生徒の位置付けが区別されているシステムではありません。
どの生徒のバックグランドも大変国際的で、特に、彼らのコミュニケーションスキルはすばらしく、卒業後もすぐに活躍しているようです。頭がやわらかく、スピードがあり、本当に成功したい、と願っているビジネスパーソンにお勧めします。 |