Aston Business School

鳥羽 愛 (とば あい)さん Aston/英国2003-04年 MBA在学

プロフィール[インタビュー実施:Jul 2004 ]

1998年
中央大学文学部社会学科社会情報学コース卒業
1998年
東京三菱インフォメーションテクノロジー株式会社入社
(株)東京三菱銀行海外支店勘定系システム刷新プロジェクトに携わる
2003年
退社
2003年
10月よりAston Business School MBAコース入学
2004年
9月末プロジェクト終了予定

MBAのコースを受講していて、どんなことを学んでいますか?

アストンの MBAコースは、必須科目8科目+選択科目4科目+プロジェクトという構成です。 必須科目では、Organisational Behaviour, Marketing Management, Operation Management, Financial Reporting, Strategic Management, Applied Research, Economic Environment of Business, Management of Innovationを履修しました。 アストンにはMBAコースの他に、Human Resource Management, Marketing, E-business, IT, Financeといった科目を専門に学ぶMScコースがあり、選択科目については、これらのMScコースの科目から自由に選択することが出来ます。 私は、 HRMのエリアからRecruiting & Selection, E-businessのエリアから、Knowledge Management, E-business, Strategic Management of ITの3科目を選択しました。また、プロジェクトについては、以前に勤めていた会社にご協力頂き、 グローバルなシステム開発プロジェクトにおける問題点と解決策について取り組んでいます。尚、アストンのMBAコースでは、選択科目とプロジェクトを特定の分野から選ぶと、 MBA/Finance /Marketing/e-Businessといった学位を取得することも出来るシステムになっており、私はMBA/e-Businessの学位を申請する予定です。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

イギリスのMBAコースを選択した理由は、学生のバックグラウンド多様性と1年でコースを終了できるという理由からですが、アストンのMBAこーすはこれらの点を満たしており満足しています。

2003/04 年度のフルタイムのMBAコースの仲間達は、世界16カ国からの33人(男性22人、女性11人)で、バックグラウンドも、会計士、ITマネージャー、投資銀行、セールス、軍隊、コンサルタント、医者、研究者、企業経営者等、様々です。 更に、これらの学生は、国籍、バックグラウンド、性別、年齢が重ならないよう、4,5人から成るグループに振り分けられ、年間を通じてこのグループ単位でグループワーク(ディスカッション、プレゼンテーション)をこなすことになります。 このグループワークを通じ、論理的に物事を説明するスキル、協調性、ネゴシエーションスキル、リーダーシップスキルを身につけることが出来たと思います。 また、選択科目では、パートタイムMBAの学生や、MScコースの学生と一緒に学ぶ機会もあり、ネットワークを広げることができました。尚、アストンのMBAコースには、 日本人は毎年1人いるかどうかという状況ですので、日本人が少ない環境で頑張ってみたいという方には特にオススメです。

1 年制のコースという点については、1年間で終了する分、コースの内容は凝縮されていて、ハードな面はあると思いますが、アストンでは、講義のスライドや参考文献は事前に配布されますので、 必要な文献を図書館で探したり、講義のノートを取ったりする手間が省け、効率的に学習できました。また、アストンでは 12科目を3タームに分けて履修するのですが、各科目とも1ターム(10週間)で完結し、 エッセイ提出、試験等を次学期に持ち越すことが無いため、クリスマス休暇、イースター休暇各々4週間は完全にフリーとなります。従って、1年制のコースながら休暇中は旅行を楽しんだりと、メリハリのある1年間を送ることが出来ました。

今後の目標

今後は、前職で身につけたシステム開発スキル、プロジェクトマネージメントスキルと、MBAで身につけた幅広い知識を活かして、 国際的に活躍する企業を相手としたシステムコンサルティングやITマネージメントの職につきたいと思っています。

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S.T.さん Aston/英国2006-2007 MBA在校生

[2007-2008ALC特別体験談より]

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は、所属企業の海外留学の条件が1年4カ月以内であり、 多くのヨーロッパのビジネススクールが、その条件を満たしていたからである。

小生は、所属企業からの派遣で海外留学した。当初、所属企業からは、某アメリカのビジネススクールに留学するよう命じられた。 しかし、英語力不足のため、そのビジネススクールは不合格になってしまった。

そこで、新たに進学可能なビジネススクールを探すことになった。ただ、所属企業の派遣留学の条件に、 留学期間は1年4カ月以内とするという条件があったため、その条件に合うビジネススクールを探す必要があった。

そのような状況のなか、アメリカのビジネススクールは2年が主流であるのに対して、 ヨーロッパのビジネススクールは1年が主流であることを知った。そこで、ヨーロッパのビジネススクールに絞って、 候補となるビジネススクールを探したというのが経緯である。

授業はどうでしたか?大変だったことは?

個人的には、期間が1年であるから大変ということよりも、英語で勉強しなければならないから大変であったという感想である。

実際、私の参加したアストンビジネススクールが、例えばアメリカの2年間のMBAコースに比べて、授業密度が高いか否かは、 一概に比べることはできない。 ただし、個人的な感覚として、もし自分にネイティブ並みの英語力が備わっていたならば、それほど大変であるとは感じないと思う。

一方で、結局もっとも大変だったことは、英語であった。 もともと私は、英語力ゼロの状況から海外留学を目指したため、何とかアストンビジネススクールの条件付合格をいただいたものの、 海外留学に必要なレベルの英語力が決定的に欠けていた。そのため、感覚としては、ネイティブの10倍の時間をかけて、ようやく半分のクオリティのアウトプットが、 英語でできるという状態であった。それが一番、大変なことであった。

好きな教授や科目は?

もっとも好きな科目は、Organizational Behaviourであった。どういった点が良いと言うよりも、そこに問題意識があったからというのが理由である。

個人的に、これまでのビジネスの経験を通じて、人材が最も重要な経営資源であると感じていた。そのため、組織行動学という学問に、 大変な興味を抱いていたからというのが、その理由である。

また、留学前の私のポジションは、銀行のITマネージャーであった。そのため、ITマネージャーとして、多種多様な能力、 価値基準を持つ、たくさんのITプロフェッショナルをいかに束ね、ひとつのプロジェクトをやり遂げるかということを、 常に考え実行していた。この問題を整理する上で、 Organizational Behaviourの考え方が利用できると感じたので、 その科目に興味を持つようになった。

なお、私は卒業論文のテーマを、ITプロフェッショナルのモチベーション戦略策定とした。 ここでも、Organizational Behaviourについて学んだことを活かすことができた。

他国からのMBA留学生の印象は? 上手く付き合うこつは?

まずは、MBA留学生の印象は、ビジネススクールによって相当異なると思う。 また、同じビジネススクールであっても、年によって相当異なると思う。 また、同じビジネススクールの同じ年の学生でも、結局一人ひとり考え方も違うし、その印象も違っていた。

例えば、真剣に経営について学び、今後のキャリアにつなげて行こうという人もいれば、 MBAという学位を取ることだけが目的であるという人もいた。また、勉強することを第一に考える人もいれば、 勉強よりも遊びを中心に考えている人もいた。

一方で、真剣に勉強した人も、それなりに勉強した人も、結局はMBAという学位が取れてしまう。 その結果、企業や社会からは、MBAホルダーとして同様の価値があると思われる。そう考えると、MBAを取ったからといっても、 結局は玉石混合である。果たして、MBAを持っていることにどれ程の価値があるのかと問われると、結局、それは人それぞれということになるのだと思う。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

生活面でも、結局英語に苦労した。当然のことであるが、家を出たら、そこは全て英語の世界である。 モノを買うにも、道を聞くにも、バスに乗るにも、全て英語が必要になる。私の場合、海外で生活するのは、この留学が初めてだった。 その上、英語力が無かったので、日々の生活に必要なコミュニケーションを取るのに、大変苦労した。

一方、楽しかったことは、残念ながらほとんど無かった。やはり海外留学を楽しむためには、それ相応の英語力が必要である。 もし、その英語力が身についていないのであれば、先ずは日本国内で、何とか海外で生活できるだけの英語力を身につけ、 その後、一年程度は、実際に海外で生活して、それから海外留学をすることが必要であると思う。

MBA取得後のキャリアは?

MBA取得後は、海外派遣元の企業に戻り、再び金融ITマネージャーの仕事を行う予定である。 ただし、日本でなく、アメリカに赴任することが命じられているので、まずは英語力(全然力は足りないが……)を活かす機会がある。

次に、アメリカでは、現地スタッフと一緒に仕事をする。 そのため、これもOrganizational Behaviour及び、卒業論文で学んだ、日本人と西洋人の考え方やCultureの違いといったことが、今後実践で活かされると思う。

ただ、実際にこの海外留学で、どの程度MBAの知識が身についたかは、如何せん心許ない。 感じたのは、やはり英語で勉強して知識を身につけるということは、かなり難しいということである。 そのため、今回学んだMBAについては、今後もう一度、日本語で学び直したいと考えている。

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