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 深町 博人 (ふかまち ひろと)さん Edinburgh/イギリス 2005-2006 在校生
 

| 2006-2007 ALC 特別体験談より|

 PROFILE :

 

 

   

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

 

アメリカのMBAの場合、たいていのコースはアメリカ人主体でアメリカのビジネスを学ぶという感じですが、それに対してヨーロッパのMBAは各国の事例をコースに取り込んで混ざり合っていると思います。私のこれまでの職務経歴ではアジア方面でのビジネスが中心だったので、欧米を広く取り込めるヨーロッパのビジネススクールの方に強く興味を惹かれました。

また30代半ばという年齢を考慮したとき、2年のキャリアブランクは長すぎると感じたことと、2年間のMBAコースで1千万を超えるような大きな投資をすることに対して、直接的なメリットを感じにくかったことにより1年制のコースで学ぶことの方が良いと考えました。英国の場合、1年制のコースが主体であり選択肢が多かったことが決め手になりました。

 

授業はどうでしたか?大変だったことは?

 

確かに、1年制のコースは忙しいと思います。特にEdinburghの場合、第1セメスターで8科目を履修するので留学生にとって全てを完全にカバーするのは容易ではありません。私の場合は、うまく優先順位をつけて、クラスメートと協力しながら共に学び何とか乗り切りました。第2セメスターでは、選択科目主体で科目数は半数になりますが深く掘り下げて学ぶことが求められ、またグループで或いは個人での課題も多く慌しい期間であることは変わりません。第3セメスターは1週間集中講義が主体になってきますので、短期的にはかなりハードな時期ですが、より実務に近いケースで授業が行われるコースが多くなるのでこれまで以上に興味を持って学べると思います。いかにクラスメートたちとうまく協力してどう乗り切るかというのは年間を通じての課題だったように思いました。1年制MBAプログラム特有の年間を通した忙しさを体験することになります。

 

好きな教授や科目は?

 

Edinburghの場合、講師陣と学生の距離はとても近いと思います。特にコースダイレクターはアポ無しでいつでも相談や議論ができます。いい講師は何人も居ますが強いて挙げるとすれば、M&Aの授業を担当していたDr. Paul Andreです。一番の特徴は、国際的なクラス編成の中でもうまく講義が出来るということではないかと思っています。英国人の講師の場合、説明の英語そのものが難しいことが多々ありますが、彼の場合は、明瞭かつ的確な説明で熱心に授業を行います。そのため、学生からの積極的な質問が多く、いつも時間内で授業が終わらなくなるのですが追加授業で自分の時間を割いて補足してくれています。教えることに非常に情熱をもった講師です。その分、授業の負荷はトップクラスですが、学べることも多いと思います。

他国からのMBA留学生の印象は?上手く付き合うこつは?

 

私がクラスメートから受けた印象は、クラスの平均年齢が31〜32歳で一定以上のビジネス経験をもった大人の雰囲気が感じられるといったところです。彼らは自己主張もそれなりに強いですが、一方で日本的な心遣いも同時にするように感じます。特に多くのEU出身者はイエス・ノーを単にはっきり言うだけではなく、相手を立てることも忘れずに気を配っていると思います。その分、日本人であることはプラスに作用していたように思います。コミュニケーションが取れれば取れるほど、そのメリットを活用できるでしょう。私も、議論で単調に白黒つけるだけでなく、うまく日本的な相手に対する気遣いも合わせて出来るように気をつけていました。英国人もその点では同じだったと思います。またクラス内だけでなく、パーティーやパブでの飲み会でも積極的に参加していく中でクラスメートとより親密な関係を作っていくことがグループワークやネットワーキングには重要であると思います。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

 

Edinburghの場合、街中ではスコットランド訛りが多く、最初は買い物やパブで店員の話が理解できませんでした。しかし土地柄、観光客や留学生も多く、外国人にも慣れていることもあってか、人々はとてもフレンドリーです。Edinburghは都会であるけれども、おっとりした雰囲気のある町だと思います。便利で治安も良く家族で住むには英国の中で最適な町の一つだと言えます。またウィスキーが好きな人にとっては、ここは幸せな土地だと思います。手ごろな値段で、本場のシングルモルトウィスキーが楽しめます。こちらへ留学してからウィスキーの魅力に取り付かれた人も結構いるようです。

MBA取得後のキャリアは?

 

MBAの後が、本当のスタートではないかと思っています。実際のビジネスの中で学んだことと実務をすこしづつリンクさせていけたらいいなと思っています。多面的にビジネスを見るための基本トレーニングをMBAで行ったので、次はマネージャーとして仕事をしていくことを通して、基礎知識をより実務レベルに近いところまで昇華させ、経営に対する理解をこれまで以上に深めてより仕事に付加価値を増すことが出来ればと考えています。将来的に経営陣で会社を運営できる立場に立てれば理想です。

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