MBA体験談/日記 Nottingham 舟本さん

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英国MBA/舟本圭吾さん日記
   
2003年5月 英語学習法
2002年1月
2001年度中
2001年1月
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2000年9月 (英語)
   
   

MBA本・出版物

MBA入学前コンサルティング

 舟本圭吾 Nottingham/英国  2001年秋MBA卒業生 keigofunamoto@hotmail.com
   
 PROFILE :

Apri 1996 - Dec 1999 三井物産林業株式会社

主に製材・丸太の輸入及び国内販売業務
Sept 2000 - Dec 2001 Nottingham大学 MBA
Jan2002− 城北化学工業株式会社にてアメリカ、中国関連の輸出入業務担当予定

   

2003年5月  英語学習法

今回から数回に分け英語の概念及び各テーマ(speaking/reading/writing/listening)の学習法に付いて私なりのIDEAを記述していきたいと思います。

私の持論で英語を学習する際の最重要項目は,”気合”と”情熱”です。
皆さんの中には外国に行けば英語を話せると思ってる方を多く見かけますが、これは大いな間違いです。逆に日本でしっかり英語を勉強してきた人の方が、外国で暮らした人より出来る場合が多々あります。要は英語に対する気合の入れ方の違いです。
ヨーロッパの人達は母国語が英語と似てるため比較的容易に英語をものに出来ますが、日本人にとってみれば語学及び文化が根本的に違っているため、これをものにするためには非常に労力が要ります。このため気合が必要となります。それも中途半端な気合だとそれ相応の英語力しか身につきません。日本人の多くは英語は簡単に話せるようになる、と考える方が多いですが、そんなに甘いものではありません。

それと悔しい思いを沢山し、恥を沢山掻くことです。私も英語が全く話せなかった時、相手が何を言っているのか全く分からず、蚊帳の外に置かれました。その結果不安になりノイローゼ気味にもなりました。しかしここで負けるわけにはいかないとそれこそ死に物狂いで勉強し、恥を覚悟で外人に様々なことを聞き、その結果まだまだ甘いですが、海外で生活して語学面で困る事は殆ど無くなりました。

日本ではTOEIC700点辺りが海外駐在の基準とされてますが、これをコンピューターTOEFLに置き換えると500点くらいでしかありません。アメリカやイギリスのビジネススクールで求められるTOEFL600点(TOEICでは大体900点)とはJリーグとセリエA程の差があります。私は会話やエッセイが無く更にリスニングが簡単なTOEICの存在自体に疑問を感じますが。?実際TOEFLで600点を超えてても、実際のビジネススクールのディスカションやプレゼンが主体の授業についていけるかといったら疑問が残ります。しかし普通の日本人にとってTOEICで900点はまだ突破し易いですが、TOEFL600点はTOEFLを真剣に勉強した者にしか分からない非常に高い壁です。私も600点を超えるまでは絶望感に苛まれました。

今回の英語学習法の記述にあたりうまく説明できないところが多々あるかと思われますが、皆様にとって有益となれば幸いです。

 

[ Part1、SPEAKING ]

Speakingは日本人にとって一番とっつき易い分野なのであまり説明することは無いと思いますが、留意点を以下に記します。

1、先ずは発音チェックすることです.日本人にとって発音は自然と覚えるものでなく、暗記みたいなものです。発音記号でチェックし何回も声に出すことです.発音記号とアクセントは意味と同じくらい大切です。発音記号は少ないのですべて暗記することが望ましいです。せっかく話してるのに発音・アクセントが未熟な為会話が出来て無い人は沢山います。

2、TH/B/V/R/L 左記の発音を完璧にすることです。毎日5分間鏡に向かって1ヶ月ほど繰り返せばかなり違ってきます。(特にRとL)

3、英語はリズムが大切です。単語・単語で話すのでなく、一定のリズムでスムーズに話す心がけが大切です。これは普段から読書の際に声を出して読むことが重要となります。

4、外人と話す際主導権を相手に譲り相手になんとか対応しているだけの人が多いです。これでは相手の言うことが分かるだけで話せてはないです。話す際に自分が主導権を握ることが重要です。その際発音や意味が分からないところがあったら相手にどんどん聞いてみることです。1対1で話しながら覚えることが私の経験上一番忘れにくい方法です。

5、外人と話す時に必要なことは日本の文化・経済・法制度及び歴史に付いて最低限の知識を持つことです。日本人が思っている以上に彼らは日本の事を知ってます。
私もディスカッションで苦手な日本の税金制度や裁判に付いて聞かれた時は冷や汗を掻いたものです。どんなに細かいことでも日本のことできちんとした答えを出せないととても恥ずかしいものです。

6、私が思うに英語を話せるというのは、ただ話すだけでなく、自分の意見をきちんと持ち、それを様々な国の人にも理解されるような話し方が出来るかどうかだと思います。文化が異なるため複数の外人と話すといつのまにかディスカッションになり激しい意見のぶつかりあいが生じます。その際最低限の意見を英語で話すことが出来ないと回りからは認められません。

7、ある程度のレベルに達してない人で重要なのは恥を掻き、体裁を気にしないことです。相手から見たら外人な訳ですから、謙虚にしかも積極的に行動しないといつまでたっても進歩はありえません。
文頭にも書きましたが、Speakingは比較的簡単な分野なので、話す機会を増やせばある程度のレベルまでは自然と話せるようになります。ただ話す際日本語で考えることは絶対辞めた方がいいです.ヨーロッパの人が母国語で考えても文化が似通ってるから不利にはなりませんが、考え方が全く違う日本人が英語を日本語で考えると大きなマイナスになるからです。

会話上達は学歴、要領の良さや才能は全く関係なく、不断の努力と積極性だと思います。

 

[ Part2、Reading ]

第2回目となる今回はREADINGについて記述させて頂きます。
私はあまり得意ではないのでうまく説明できるかわからないですが、至らない点がある際にはご了承の程よろしくお願い致します。READINGで必要なのは読込み量、集中力および単語力だと思います。

読込みに関しては普段から英語の書類をふんだんに読むことが求められます。その際私のお勧めとしてはJapan Times、 Asahi Weekly です。Asahi Weeklyに関しては日本人の読者を対象としてるため、難易度の高い単語には注釈があり、映画の紹介や文化面で日本人の興味を引く内容となっているため楽しみながら英語力向上に役立ちます。

Japan Timesは英字新聞で一見難しいように捕われがちですが、FINANCIAL TIMES、 THE TIMES等外国の新聞と比べると難易度が落ち分かり易いです。その理由としては記者が日本人がメインで分かり易い英語で説明してる、内容が日本人に関心のある話題のため英語が分からなくても内容で理解できる、といったことからです。

読解の際まず1回ざっと目を通し大意を掴むことが大切です。2回目はゆっくり内容を理解するつもりで読むことです。これを繰り返すことが重要です。要は継続は力なりです。

後洋書を読む癖をつけることです。読解は、Listening, Writingの基本となるので、日本関連の本で外人がよく読む”Shogun”や”Geisha”などを読めば外人から聞かれた事項について答えやすいと思います。

単語力も読解に必要となります。受験英語で覚える単語は絶対数がかなり少ないので、土台ができてない日本人は単語増強でかなり苦労してます。日本人にはヨーロッパの人たちよりも、英語習得に関し3倍の努力が必要です。やはりアルファベットが似ている有利面は否めません。しかし単語力は努力次第でどうにでもなるものです。いくら努力しても太刀打ち出来ない分野は幾らでもあります。
単語力に関すれば、ヨーロッパの人たちの10倍の努力をすれば彼らの3倍の実力が身につくわけです。以下に単語力増強のアドバイスを明記致します。

まず基本的な単語力がない人は、英検1級、準1級やTOEFLの単語集を買いひたすら単語力のUPに勤めることです。TOEIC800点位の人はある程度の単語力はあると思いますので、分からない単語は辞書にて対処することです。その際もし英和辞典を使ってる人がいたら英英辞典に変えたほうがいいです。英語を学習する際に日本語は全く関係ありません。かえって妨げになります。ある単語を説明する際、英英と英和では説明力に歴然とした差がつくからです。もちろん上記の英字新聞を読解する際、日本語に訳して考えることは日本人にとって一番楽な方法ですが、ここはぐっと我慢することです。

英英とシソーラスを併用するともっと効果があります。英語は一つの意味にたくさんの単語が存在します。シソーラスを使うことで単語を体系的に理解することができますので時間がかかりますが、かえって早道だったりします。これはWritingの項目にも関連があります。

これらのことが分かってても読解に苦労することが多々あります。その際に必要なのは集中力です。日本語で読むよりかなり労力を要するので、読む際は集中力を高めることが重要です。私などは難解な文章を読む際ついほかのことを考えがちなので、集中力の欠如に問題があると思います。

外国人の中でトップレベルにもなるとかなり読み込んでるためか読解の際のスピードが早くまた理解度も高いため、その結果自分の読解力のなさを悔やむことが多いです。在英時代は相手のほうが有利といえども同じ外人に英語力で劣ってると実感するのはかなり悔しかったです。読解力は日本だろうが外国だろうがどこでもできるので、時間を見つけ日々精進することが一番大切なことだと思います。

ビジネススクールを卒業して一番変化があったと感じたのが読解力です。毎日ビジネスの専門書を100ページくらい読んできたせいか、今では斜め読みやスキャニング・スキミングが当たり前になりました。努力すれば報われると思った瞬間です。 

 

[ Part3, Writing ]

第三回目となる今回はライティングについて説明させて頂きます。
ライティングは日本人にとって一番苦手な項目なのではないでしょうか。話すことはできても文章を書けない日本人はたくさんいます。その理由としては受験勉強で自分の意見を英語で書くことがほとんどないこと、ビジネスで使ったとしても要件を簡潔に伝えることが主体で構成力を必要とされる文章までは要求されてない、書くことは一番労力の要ることなので後回しにしてしまい結局やらない、等様様な要因が挙げられます。

英国ではこのライティングスキルに一番重点をおき、文章力でその人の英語力を判断するきらいがあります。特にMBAではその傾向は顕著で、私もビジネススクール時代ははライティングの難しさに四苦八苦したものです。この日本人としては最大の難敵であるライティングについて私の留意点をご参照願います。

1、まず気にしなければいけないことは、単数・複数、加算・不可算名詞、冠詞を徹底的に注意することです。辞書で引くときには必ずその名詞が加算・不加算なのか、また冠詞の法則を徹底的に頭に入れ込むことが重要です。意外とわかってても書く段階になると忘れるものです。

2、形容詞、副詞に気をつける。意外と書いてるとミスしやすいです。

3、英語は一つの意味に多数の単語が存在します。たとえば下がるという言葉はざっと挙げるだけでもdecline 、decrease ,fail, diminish fade, wane, abate, dwindle reduce, ebb, reduce, lower, plunge, plummet ,lessen,?fall down,?等さまざまな単語があり、微妙に意味合いが違ってきます。これらをうまく使い分け、なるべく同じ単語の使用を避けることが重要です。decreaseしか使わなかったら単語力がない人と思われます。

4、but はなるべく使用を避けhowever, nonethless, nevertheless を使うようにする。

5,andはなるべく使用を避け as well as , not only-but also, それと in addition, besides, moreover, furthermoreを使うようにする。

6、英語の文章のスタイルに注意する。最初は序論から入り、自分の意見を述べる。次にその裏ずけとなる理論を2,3述べる。最後に上述の理論をまとめるといったスタイルです。

7、その際対比語(on the one hand, on the other hand, incontrast等)を使用すると文章の流れがすっきりとします。 

8、熟語を多用し表現の多様化を図り持ち駒を増やせばかなり楽になります。例えばに関するという熟語はざっと挙げるだけでも with regard(respect) to, concerning, as to, as for, regarding, relative to, as regards と数多い。

9、英語の文章で大事なのは自分の意見をいかにその支持した事項に対しほかの人を納得させられるかです。読み手はエッセーでその人の文章力だけでなく、人柄、思考力、反論能力を見るので、読み手にいかにアピールできる文章を書けるかが大事です。

私も渡英し一番力を入れたのがライティングです。
ほかの項目に関しては比較的勉強をすぐ始められるのですが、ことライティングに関してはいつもスタートに時間がかかり、後回しにしがちでした。同じ勉強時間でも覚えるだけの受験勉強とプレゼンテーションやディスカッションに備えたり,エッセーの提出に頭を悩ます時間を比べると必然的に後者のほうが実力がつくと思いますし、この勉強方法の差が日本人と南米もしくはヨーロッパの人達との決定的な差となって現れてくると思います。一番大事であるはずのライティングを受験勉強やTOEICで採用しないのは採点時間がかかるからと、日本人の英語の教育者がこの分野に弱いのが原因だと思いますが、このままでは一向に国際社会の仲間入りを果たすことは難しいと言わざるを得ません。
私などは日本語の文章でさえ稚拙なため英語での文章にはいつも苦労しますが、日本語の文章力がある人には案外とっつきやすいと思います。逆にいえば、英語で文章を随時書く習慣をつければ母国語である日本語で文章を書くことなど朝飯前になると思うのでとにかく書いて慣れる事が重要だと思います。 

 

[ Part4, Listening ]

最終回となる今回はListeningについて述べたいと思います。
私はコンピューターTOEFLで26ポイント、IELTSで7を獲得したにも関らずこのリスニングを一番の苦手としてます。その理由としては実力を伸ばすのに一番時間が掛かり、聞くチャンスは一回しかないからです。リスニングに必要なのは慣れ、集中力と英語をどれだけチャンクで聞くことが出来るかです。 

私のお勧めはラジオでなくテレビです。映像があれば邪魔になり聞く力のアップにつながらないとの意見が多いですが、私の経験上ラジオだと逆に集中して長時間聞くことが困難です。テレビであれば映像からイマジネーションを広めることが出来、集中力もラジオよりは持続出来ます。私はそれでも興味のないニュースを見るときは集中力散漫になりがちになりますが...

テレビを見る時間も1日30分なり1時間なり決めて集中してみることです。最初は分からなくても1年2年と続ければ大分違ってくるものです。その際字幕付の放送は避けることです。どうしても字幕に目がいってしまうからです。これを1年続ければTOEICであればかなりいい点が取れるはずです。30分集中して50%以上分かるようになれば簡単なTOEICのリスニングセクションでは少なくとも400点はいくと思います。このセクションは満点狙いでいきたいものです。

逆にコンピューターTOEFLのListenigは難易度が高く単純にListening能力だけでなく、物理、地学、アメリカの歴史等に精通してないと点が取れないので、こつこつと実力をためてくしかないと思います。

チャンク数を増やすのも重要です。単語・単語で聞くようにするのでなく、ある程度の長さまで聞き取るように努力すれば、違ってくるものです。そのためにはreadingの力が必要になってきます。速読できるようになればある程度のチャンクで聞き取れるようになれるからです。最近の日本人は読むことを軽視し、話すことに力を入れようとしますが、読み込み量と英語力は比例すると思うので、基本のreadingを疎かには出来ません。

これまで4回にわたり英語学習法について説明させて頂きました。国際化の発達に伴い英語の必要性が世界中の国々で叫ばれてます。日本で英語があまり必要とされないのは外国の本や映画がすべて日本語に訳されてくる、海外の文化にあまり関心を向けない、等様々ですが、意識の欠如が一番大きいと思います。つまり多くの人が英語を話せたらいいなと思っても、話せねばならないと思ってないことです。

帰国して本屋で外国人が店員に道を聞いてましたが、たどたどしい英語でなんとか対応する店員を他の店員がなるべくその外国人との接触を避ける行動をとったことです。同じ日本人として困った人を見て見ぬ振りする行動にショックを受けました。今や日本人の多くが海外に行く機会が多くなり、英語の必要性に気づいているはずなのに。他の国では英語は出来て当たり前なのにそのへんの温度差はかなりあるように思います。

よく外国人が簡単な日本語を話すと誉める日本人がいますが、それと同じような言葉を外国で話して誉めてくれる外人はあまりいないと思います。一つの英語に対する劣等意識の表れだと思います。

英語はある程度のレベルまでいったら必ず壁にぶつかり、その壁は何層にもなってます。その層を打ち破るためにはやはり不断の努力が求められます。英語力の伸びは個人差なので、飛躍的に伸びる方もいると思いますが、やはり総合力をつけるためには日々精進することが不可欠です。

私は英語習得にはかなり梃子摺り未だに読解の際の集中力の欠如、表現力豊かな話が出来ない、難しい話だと理解度が落ちる等課題が山ほどあり、未だに自分が思い浮かべる最終的な壁には至ってません。そんな私のこの学習法が皆様にどの程度役に立つのかは疑問が持たれますが、これを機会に一人でも多くの方が英語学習に目覚めれば筆冥利に尽きます。
この英語学習法に対する意見・感想等あれば是非お待ちしておりますので宜しくお願いします。

舟本圭吾

 
 
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