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Sheffield University Management School

中尾 晃政(なかお あきまさ)さん Sheffield/英国2002-2003年 MBA在校生

プロフィール[インタビュー実施:Oct 2003]

中尾 晃政さん
Sheffield MBA 2002-2003在籍
国内ソフトウェアベンダーにて、企画開発、WEB系のソリューションSEを担当後退職、渡英。
シェフィールドMBA卒業後、国内大手メーカー の電子システム事業部に所属し、現在は、米系リサーチファームにてIT産業のIndustry Analystとして活躍中

MBAでどのようなことを学んでいらっしゃいますか?

MBAは基本的にマネージメント全般を学ぶということで、どの大学においても必修科目にそれほど違いはないと思いますが、ここシェフィールドのMBAコースは、専門課程で、General Management, Finance, Technology Management, E-businessの4つのコースに分かれるユニークなプログラムになっており、わたしはそのE-businessコースで学びました。総じて、シェフィールドのMBAはどの科目においても基礎的な知識をしっかり身につけるというスタンスが感じられ、比較的やさしいアプローチで教わることが出来たように思います。前期は、基本科目としてBusiness Economics & Strategy, Marketing principle, Finance, Organisational behaviour, Management Information, Operational Managementを学び、後期はAccounting, Marketing Management, Technology Management, Human Resource,専門科目のE-business, Enterprise Experienceです。後期は、特により実践的なアプローチで取り組むことになりました。専門課程のE-businessでは、グループワークが中心で、中でも「バーチャルカンパニーをつくる」という課題では、E-businessを立ち上げる上での必要な要素を実際に体験しながら学ぶことができ非常に楽しかったです。またEnterprise Experienceでも、グループワークで、実際の起業のコンサルタントとして製品のコマーシャライズのための調査を行い、MBAで学んだ要素を活用できるよい機会となりました。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

私は4 年間ソフトウェア会社で勤めていました。MBAを取ろうと思ったきっかけは、特に仕事に不満があったからではありませんでした。 入社2年目から、企画部で責任のある仕事を任され、むしろ充実した日々を送っていました。 海外製品の調査のため、一人でアメリカへ行くこともありました。新しいことを形にしていく難しさと楽しさを味わえた4年間でしたが、 仕事の幅が広がるほど自分の「力不足」を感じたことがきっかけでした。つまり、ビジネスをする上で、 もっとよりよい「意思決定」がしたい、できるはずだと思い始めたわけです。マネージメントはもちろん、 ビジネスをする上で重要なことは、結局「よりよい意思決定」をすることだと思います。 MBAはまさにそのための道具がたくさんつまっており、基礎的な知識はもちろん、いろいろな観点からの分析力を身につけるには、 一番良いと判断したからです。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は、大学時代にイギリスに留学した経験もあったため、まず生活に馴染みやすいとおもったこと、 それから1年で取得できるという時間的なメリット、そして経済的にも比較的負担が軽いと判断したからです。

準備期間の観点からもメリットがあります。ヨーロッパのMBAはGMATを要求している大学が少ないこと、 そして比較的入学審査のプロセスが早いことです。実際私は5月に願書を出し、6月末にはコンディショナルオファーをもらっていました。

コース内容に関して言えば、アメリカのMBAは、2年かける分、それなりに理解力も深まるし、ハイレベルになるだろうと思ったのですが、 マス教育的なイメージが抜けきれず、アットホームな雰囲気で学び、とりわけ基礎的な要素をしっかり身につけたいと思っていた私にとっては不向きと判断しました。 実際ヨーロッパのMBAはどこもだいたい100名くらいで、少なくとも一年いっしょに勉強していれば、全員のことがわかりますし、そういう意味でも、 生徒間の交流、また教授との交流も多くなると判断したからです。

これらの点を踏まえ、イギリスのMBAに決めたわけですが、実際に参加してみてその通りであったと言えます。MBAは、非常に膨大な量の知識を一気に学んでいきます。その中でやはり大事なのは生徒間の交流で、試験前にディスカッションに行ったり、わからないところを助け合ったり、悩み事があっても相談に乗ってもらえたりと、1年を通じて多くの友達のサポートがあって、今の自分があると感じています。そしてそのことに非常に満足しています。

今後の目標

今後の目標はまず卒論を仕上げることです。就職に関しては、未定です。MBAを取る前は、今までのITの知識を生かしてITコンサルタントを目指そうと心に決めていたのですが、今は特にITの分野にこだわらず、この1年間で得た知識を実践で生かせる場を探したいと思っています。漠然としていますが、企業にとってよりよい「意思決定」をするためのサポートをしていきたいと考えています。

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甘粕 光さん Sheffield/英国2004-2005 MBA在学生

プロフィール[インタビュー実施:Aug 2005]

甘粕 光さん
1993年 : 明治学院大学卒業
1993年〜2002年末 : 米系・仏系・日系証券会社
2003年1月〜9月 : Sheffield Pre MBA
2004年9月〜現在 : Sheffield University Management School (SUMS) MBA在学中

MBAでどのようなことを学んでいらっしゃいますか?

*Curriculum
シェフィールドMBAは前期(Autumn Semester)、後期(Spring Semester)そしてDissertationタームの3つに分かれております。 前期は6科目のコア・モジュール、後期はコア4科目&選択モジュール2科目の計6科目で構成され、 Taughtコース全体としては全12科目120単位(1科目10単位)で構成されております。 これに Dissertationの60単位を含めトータル180単位で全てのカリキュラムが終了する非常にバランスのとれたプログラムになっております。 毎年、生徒のモジュールに対するフィードバックを基にプログラム向上の為、リヴァイスをかけておりますので来年以降の内容が変わる可能性がありますが、 私からは MBA2004〜2005のモジュールについてご案内させて頂きます。

まず、前期のモジュールですが、以下のようにBusiness EconomicsからInformation Systemまでビジネスに関するあらゆる分野のマネジメントを学びます。 内容的にも伝統的なセオリーから最新のアプローチまで幅広く網羅しており、基礎から応用までしっかりと身につけることが出来ます。 また、MBAでは基本ではございますが、どのモジュールも様々なインダストリーからのケーススタディを基にレクチャーだけでなく、 ディスカッションや生徒のプレゼンテーションを行うなど多様性のある授業が行われます。 また、各々のモジュールには少人数制のチュートリアルが設けられており、しっかりと理解を深めることが出来ます。

Marketing Principleのモジュールにおける試験のひとつに非常におもしろいタイプのものがありました。 現存する企業のマネージャーたちの話が収録された DVDがグループごとに配布され、自分たちがコンサルタントになりきり、 その会社に対してレポートを作成し、プレゼンテーションを行う。そしてそれ自体がコンペティションになっており、MBA内で表彰される。 といったもので、その結果が私たちの評価にもなるのですが、非常に実践的な内容だと思いました。 MBAで学んだ知識を実践で生かさなければいけない私たちにとってはすばらしい授業かと思います。 また、Operational Managementというモジュールではシェフィールド近郊にあるナショナルパークのピーク・ディストリクトへ、ケーススタディで登場した企業に似た会社を訪問する為に行くなど、 こちらも実践を意識した内容の授業が展開されました。

前期(Autumn Semester)モジュール
Business Economics and Strategy
Financial Accounting and Management
Organisational Behaviour
Operational Management
Management Information Systems
Marketing Principal

後期におきましても基本的にスタイルは前期と同じようになります。 ただ、後期に関しましては4つのコア・モジュールの他に2つのオプショナル・モジュールがあり、 興味深いものばかりなので選択は非常に悩みます。私の場合、金融のバックグラウンドを更に強化したいということもあり、 以下のように”Corporate Finance”と”Strategy, Organisation & Management”を選択いたしました。 その他にも”E-Business”や実際の企業とプロジェクトを進める”Experiencing Enterprise”、 更には、他のコースからもモジュールが選択出来るなど、フレキシブルに本当に学びたい事が学べるシステムとなっております。 前期同様、グループワークあり、プレゼンテーション、ディスカッションあり、はたまた企業訪問ありといった感じで、 あらゆる角度からモジュールを習得する事が出来ます。 様々な国の、そして色々なバックグラウンドを持った学生とディスカッションし沢山の知識を吸収することはMBAの醍醐味でもあります。

前・後期共に非常にインテンシヴでアグレッシヴな毎日が続き、勉強をしないと罪の意識を感じるぐらい大変ですが、 頑張れば頑張るほど多くの事がしっかりと身につける事が出来ますので、その後の自分の成長を強く感じる事が出来ます。

この様にいくつかのモジュールからはグループワークを求められ、グループでプレゼンテーションの準備をしたり、 アサインメントを作ったり、またその為のミーティングを開いたり、更には、それを複数のグループを掛け持ちでやらなくてはいけない為、 時間は非常にタイトで体力も必要となりますが、大変刺激的で知識を深める事が出来ます。 また、こういったグループワークで友人のネットワークも広がります。このようにレクチャーやチュートリアルの準備からプレゼンテーションの準備まで、 Exam以外にかなり多くの事が求められ、非常にインテンシヴなコースとなっておりますが、大変やりがいがあるのと同時に多くの知識が身に付きますので、 やりあげた後の充実感はかなりのものがございます。

後期(Spring Semester)モジュール
【Core Modules】
Human Resource Management
Managing Innovation
Strategic Management Accounting
Research Methods ? Dissertation Prep

【Optional Modules】
Corporate Finance
Strategy, Organisation & Management

Dissertation タームにつきましては、真最中でございますのでどこまでご紹介できるかわかりませんが、 基本的にはTaughtコースと同じく、方向性が見えやすくプロジェクトが進めやすい環境となっております。 日本の大学院や研究室も同様かと思いますが、生徒一人一人にスーパーバイザーと呼ばれる、 自分のサブジェクト分野の専門の先生が担当となり、定期的なミーティングを基にプロジェクトを進めて行きます。 基本は自分自身で進めていくのですが、プロジェクトを進めていく上で行き詰まったり、 方向性がずれてしまったりしたときなど先生と相談することが出来るのでプロジェクトを進めるというだけでなく、 知識を深めるといった点でも非常に効果的なシステムです。2ヶ月半ほどの期間があるのですが、 リサーチ等を考えると意外に短く感じるものです。Taughtコース同様、タイムマネジメントを身につけると言った意味でも大切な科目のひとつです。

Taught コースと違い、各生徒のトピックがそれぞれ違いますので、Dissertationはある意味自分との闘いです。 非常にヘビーな作業になりますが、MBA の集大成として自分の作品を残すという意味でも大変価値あるものだと思います。 また、ここで得た知識を将来に生かせることも出来ると思います。

余談ですが、出来上がった論文は図書館において今後の生徒の為に貸し出されますので、作品を英国に残すと考えますと更に楽しくできるでしょう!

*Assessment
TaughtコースのAssessmentは基本的には試験とアサインメントに分かれます。ただ、モジュールによりrequirementが異なりますので、試験一発やアサインメントのみのモジュールもあれば試験&アサインメント、更にプレゼンテーションというものもあります。またグループで提出する場合もあれば各個人で行う場合もあります。前期の試験は1月に行われますのでクリスマスや正月などは返上で勉強になります、特に後期は授業に出席しながらの試験準備となりますので、体力的にも精神的にもかなりきつくなりますが、タイムマネジメント、健康管理もマネジメントの一つですのでこのぐらいの事はMBA 生としてこなさなければなりません。それに、MBAというすばらしいプログラムを学ぶのですから、この時ばかりは休暇のことを忘れて思いっきり勉強するべきだと思います。また、このような厳しい環境下において、海外の仲間と議論をぶつけ合ったり、お互いに助け合ったり、共通の目標を持って頑張る事により強い絆が生まれます。試験勉強で得られる知識だけでなく、このように世界に友人を作る事はMBAがもたらしてくれる最高の産物と信じております。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

*Why Europe MBA?
私がヨーロッパのMBAを選択した理由はいくつかございますが、主なものとしては以下の点となります。

A) インターナショナルの生徒が多く(国際色豊か)、全世界的にネットワークを築く事が出来る事。

B )日本では未だニッチであるヨーロッパMBAに将来的な優位性を感じた事。

C) 拡大を続けるEUに身をおける事。

D) 伝統的な“英語”(英国語)を学ぶ事が出来る事。

E) 米国MBAと比較して少人数制のMBAが多いため、幅広く友人が作れる事。

F) 米国MBAの2年と比べ、1年という短期間でハイレベルなMBAを取得出来る事。

G) 短期間ゆえに資金を有効に使える事。

H) 短期間ゆえにキャリアへのブランクが開かない事。

このように私はヨーロッパMBAへ多くの魅力を感じております。ただ、期待と裏切りは表裏一体です。 期待し、選択した事を素晴らしいものにする為には、全て MBAを目指す本人に帰属すると信じております。 例えば、世界的なネットワークを作りたくても、積極的に友人に声を掛けなければ本当の友人も作れません。 ヨーロッパ、米国のどちらにおいても、留学を成功させる為に何事にも全力でアグレッシヴに取り組む必要があると思います。 また、多くのヨーロッパMBAは米国の2年と比べ1年となりますが、決して授業内容の濃度が薄くなるわけではございません。 夏休みやクリスマス休暇・正月などのヴァケーションがなく、米国で2年間学ぶものがすべて1年に凝縮されていると考えてください。 ですから1年だからといって内容が薄いだとか、楽だとか言う事は決してございません。むしろ短期間に凝縮されているだけに、 大変な集中力やモチベーションのキープが求められますので、体力・精神共にタフであることが必要です。

*Why Sheffield MBA?
宣伝するわけではございませんが、Sheffield MBAは私の全ての目的を満足させてくれております。カリキュラムの内容・質、教授陣、キャリアサービスからファシリティーに至るまで、全てにおいて私にとってはパーフェクトです。これからいくつかの項目に分けてご説明させて頂きます。

*Course
現在 Sheffield MBAは2つのコースがあります。いわゆるGeneralなMBAと今期(2004年〜2005年)から新設されましたEcoMBAです。 昨年までの MBAは分野別にいくつかのカテゴリーに分かれておりましたが、今年からはあらゆる分野におけるマネジメント能力を習得するという観点、 つまり「全天候型マネージャー育成プログラム」とも表現しましょうか、通常のMBAでは様々な分野におけるマネジメントをマスター出来るように構成されております。 また EcoMBAでは環境問題にあります様に今後の成長分野であるエコ・ビジネスに焦点を当てたカリキュラムが提供されております。

私が在籍するMBA(General)はおよそ30カ国から70名の生徒が集まっており、国籍にも偏りがなく非常にバランスのとれた構成になっております。 また、英国人をはじめとするネイティヴが半数以上おりますので、英語を勉強したい我々にとっても非常に良い環境となっております。 もちろんEcoMBAとも様々な場面で交流があり、情報交換をしたりディスカッションをしたりと有意義な時間が持てます。

EcoMBAの生徒数約30名を合わせまして全体で100名程度ということで、多からず少なからず、非常に心地よい規模になっております。 全員の仲間と深く付き合うことが出来ますし、その為ネットワークもがっちりと広がります。

*Brand
大学院選びの条件はそれぞれ人によって様々です。例えば「自分がやりたい事」「環境」、そして「教授陣」等になるかと思います。ただ、私も含めまして誰しもスクールのレプテーションというものは気になるものです。 シェフィールド大学はここの部分もキッチリと応えてくれております。シェフィールド大学は、毎年様々なMBAランキングにランクインされているだけでなく、 ”The Russell Group”という英国にある19の有名校で構成されているアソシエーションのメンバーでもあります。”Oxbridge” や”Imperial”、”Edinburgh”などがそのメンバーなのですが、 その目的はリサーチの質や教育自体の向上を目的としているようです。米国の”The Ivey League”と照らし合わせるのが正しいのかどうかわかりませんが、 ブランド・イメージとしては満足致します。ロンドンにある”The Hotel Russell”でミーティングが行われる事からこの名前がついたようです。

全ての学校生活においては必ず意見や希望が出てまいります。例えば、モジュールを選択する際にもう少し違った科目を受講してみたいと思うことがあるかと思います。 そういった時でも積極的に学校側へリクエストすると、代替案を提供してくれたりと大変フレキシブルに対応してくれます。 学生のフィードバックを大切にしてくれるこのようなカルチャーは、我々学生にとって非常に嬉しいことですし、 学校がインプルーヴすると言う点でも大変大切なことです。シェフィールド大学は常に進化していることがうかがえます。

*Teachers
教授陣は大変フレンドリーで、親身になって何でも教えてくれます。また生徒のフィードバックを非常に重要視し、授業の質の向上に常に努めてくれております。理解できなかった事は個人ベースでレクチャーやチュートリアル以外に時間を設けてくれますので、モジュールの内容をしっかりと把握出来ます。

*Facilities
生徒総数26,000人以上の規模を誇る総合大学ということもあり、設備やサービスはすべて整えられております。 私の場合はプライベートでフラットを借りておりますのであまり詳細は申し上げられませんが、 大学のアコモデーション施設も大変クリーンで心地よく過ごす事が出来るようです。IT環境も完全に整備され、 MBA専用PCルームがあり、授業の合間に様々なインフォメーションを取得したり、資料を作成したりと便利です。 また大学のシステムには各個人のページがある他、モジュールやMBAの連絡事項、レクチャーノートはすべてネットを通して世界のどこからでもアクセス可能となっております。 図書館もマネジメント・スクール用に別に設けられておりますので、勉強をするのに場所がない等の心配も要りませんし、 こちらもネットを利用して本の予約等が可能となっておりますので大変便利です。更にマネジメント・スクールには、 スクール生専用のルームとロッカーもあり、その場所を利用してディスカッションをしたり、ランチをとったり出来ます。

勉強で疲れた時は大学のスポーツ・センターで水泳をしたり、スカッシュやテニスをしたりして汗を流してリフレッシュ出来ます。 私にとってにサウナは最高のリラクゼーションです。その他、映画やジャズ等の音楽会、ミュージカル等のエンターイテイメントも充実しておりますし、 イベントも盛りだくさんです。また、いつでも安く大学のパブを楽しめます。 今年は創立100周年を祈念して”Centenary Beer”というオリジナル・ビールも登場しました。 銀行、レストラン、ブック・ショップや旅行会社等の商業施設もキャンパス内に設置されておりますし、 ”Student Union”が大きくてしっかりしておりますので、学生ライフのバックアップをしっかりとしてくれます。

その他、大学病院もありますので医療関係も心配ありませんし、ビザ延長をサポートしてくれたり、 生活の不安を解消すべくヘルプラインが24時間で設置されているなど、ご紹介したらキリがないほど充実した施設の中で学生ライフを送る事が出来ます。

*Family
シェフィールド大学は学生の家族に対するバックアップも忘れておりません。学生と同じく学校での医療サービス等を受けられるのは言うまでもなく、 配偶者に対する無料の英語コース(子供も預かってくれます)も開講しておりますし、奥様方で構成される"Wives club"という会合も週1回開催されており、 多くの友人達と出会うチャンスが沢山あります。家族全員でシェフィールド大学、そしてシェフィールドの街を楽しむ事が出来ます。

また、アコモデーションにおいてもファミリー専用のフラットが用意されているなど、ファミリーに対して大変細かい気配りがされておりますので、 家族連れのMBA生にとりましては非常に嬉しいサービスです。

*Sheffield City
シェフィールドと言うと日本の旅行ガイドブックにはあまり紹介がなく、日本ではあまり知られておりませんが、学生ライフを送るには最高の場所だと思います。 英国第4の都市と言われるように、ショッピングやレストラン、ミュージカル等のエンターテイメントからナイトライフに至るまで生活には全く問題ありません。 もちろんロンドンと比較をしたら刺激が少ないと感じられるかも知れませんが、大変忙しいMBAにおいて勉強に集中出来るという点では、このぐらいが丁度良いかと思います。 また近くには国立公園のピーク・ディストリクトを代表として大自然も点在しており、ハイキングやサイクリングも楽しめます。旅行に関しても、 ”イングランドのヘソ”と言われる様にどこに訪れるにも最適な位置にあります。更にシェフィールドは英国の中でも、スポーツが盛んな街なのでスポーツ好きの人にはたまりません。 大変熱狂的なプロ・サッカーチームが2つありますし、全英ナンバー1のプロ・ホッケーチームもございます。 また、スヌーカーのワールドチャンピオンシップが毎年シェッフィールドで行われるのはあまりにも有名です。

先ほど申し上げましたが、アコモデーションをプライベートで探す場合も、大学周辺のフラットが東京やロンドンと比較すると安価でかなりモダンなフラットを借りる事が出来ます。 また、シェフィールド大学はひとつのキャンパスに設備が存在するのではなく、街とキャンパスが融合しておりますので、 大学内が常に Livelyで何をするにも非常に便利です。

ヨークシャーという土地柄、街の人々はみんなフレンドリーで、しかも安全な街なので、安心して学業に専念出来る街だと思います。 スチールで栄えたこの街を訪れた方はきっとシェフィールドを気に入ってくれることでしょう。

*Pre MBA
私は MBA入学前に英語力の向上とMBAで勉強する際のベースを身につける為に、半年間プレMBAに通いました。ここの先生方も非常にすばらしい方々ばかりで、 英語の他に、MBAで使うあらゆるテクニック(例:Harvard Method)を教授してくれたり、進路相談もしてくれます。 また、こちらで希望をすれば個人授業も行ってくれるなど、何事においても大変フレキシブルに対応してくれます。 また、ここから何人かの生徒がMBAに入学するわけですが、ここで既に仲間が出来ますので、 本MBAが始まってからも何の戸惑いもなくすんなりとコースに入る事が出来ます。特にここで知り合った仲間は、 本MBAがスタートしてからでも一番助け合うことになります。また英語に慣れるといった意味でも、 スムーズに本MBAに入ることが出来ることは非常に大きな意味を持ちます。

留学は異国の地で新しい生活をスタートさせるわけですから、現地の習慣や雰囲気に慣れるという意味におきましても非常に大変です。 このようなプレMBAコースにあらかじめ入り、本番に向けて準備をすることが、スムーズで無理のないスタートが出来ると確信すると共にお勧めします。

**Business Paradigm
英国MBAへの決定におきまして、ビシネス・パラダイムさんから多大なる、そしてすばらしい影響を受けました。ビジネス・パラダイムさんの存在なくして私の英国MBAはなかったと断言しても過言ではありません。スタッフの皆さんの豊富で洗練された知識とアドヴァイスは常に私の悩みを解消してくれると共に、常に親身になって叱咤激励して私を鼓舞してくださったスタッフの皆様には心より感謝しております。留学への心構えからスクールの決定、アプリケーション・フォームの書き方や英語の勉強方法に至るまで、MBAに関する全てに対して細かいところまで徹底的にサポートしてくださいますので、安心してMBAの準備が出来ます。また、入学後も何かと相談に乗ってくださいますので、心強い見方がついているという気持ちでMBAに集中する事が出来ます。私にとってビジネス・パラダイムさんは偉大な存在です。スクール選び等、MBAを悔いの無い、そしてすばらしいものにする為にも私は強くビジネス・パラダイムさんをお勧めします。

今後の目標

MBAを卒業しましたら、以前の職種であります金融業界へ戻ろうと思っております。もちろん以前と同じ事をするわけではなく、MBAで培った英語力や知識を利用してこれまでの自分では出来なかった新しい事に沢山チャレンジしていきたいと思うと共に、常に世界に触れる環境に身をおきたいと強く考えております。また、MBAは知識を得るだけの場ではなく、インターナショナルなコネクションが出来る事が大きなポイントではないかと確信しております。MBAを通して出来たコネクションと貴重な経験を生かして、将来的には世界にいる仲間たちと起業をしてみたいとも考えておりますし、自分自身でも起業をしてみたいとも考えております。また、MBAを通して出来た友人の国全てに訪れてみたいと思っております。何年かかるかわかりませんが、友人を訪ねて世界一周すると考えるだけでもエキサイティングです。夢は無限に広がります。その夢を実現するためにも、この貴重な経験を今後に生かさなければなりません。

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藤谷 匠(ふじたに たくみ)さん Sheffield/英国2006-2007 MBA在校生

[2007-2008ALC特別体験談より]

藤谷 匠さん

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

私は過去に英国に住んでいた経験があり、その際に英国教育の水準の高さと物事へのアプローチの方法がとても論理的であることを実感しました。 栄衰を繰り返した英国の長い歴史から日本人が学ぶことは数多くあると感じ、私は日本で就労していた時から英国でMBAを取得することを目標にしていました。
英国のビジネススクールに所属しているクラスメートの年齢は幅広く、University of SheffieldでのMBAコースでは留学生もヨーロッパ出身の留学生を含め20カ国以上から集結していました。 私は教科書や授業から知識を得る以上に、グループワークなどを通して、異なったバックグラウンドを持ったコースメイトとのInteractから得るものが重要だと考えていましたので、 University of SheffieldでのMBAコースは結果的に私を満足させてくれる環境だったと思います。

又、英国のMBAコースはアメリカと違い通常1年で終了する為、費用と時間を最低限に抑えることが出来ます。 私の場合は日本で就労していた会社を休職した上での私費留学でしたので、この制度は非常に魅力的でした。

授業はどうでしたか?大変だったことは?

全てのコースワークが1年間で終了するということはメリットでもありますが、同時にデメリットでもあります。前述しましたとおり留学にかかる費用と時間は最低限に抑えられますが、授業密度は高く、課題や試験のプレッシャーは相当なものになります。 特に各学期終了間際は度重なる課題提出と試験準備に追い込まれますので、他コースの学生が休暇に入っている時期もMBA生だけは図書館にこもることになります。

そういった環境ですので、如何に効率良く学習し、タイムマネージメントをするかが重要になってきます。人によっては課題の提出間際や試験直前に素晴らしい集中力を見せて本番で高得点を稼ぎ出す方もいましたが、私には早い時期からのコンスタントな予習復習が必要不可欠でしたので、莫大な学習範囲の中から早い段階でどこがキーポイントなのかを把握することに一番労力を費やしました。

好きな教授や科目は?

コースを省みて印象に残った教授や科目は多々ありますが、その中でもHuman ResourceとNew Venture Planningの授業は非常に魅力的で、内容的にも充実していたと思います。私は今回の留学を通してこれまで従事してきた営業・マーケティングの分野からのキャリアチェンジをも視野に入れておりましたので、これら二つのモジュールからは、将来の自分のキャリア形成において重要な新しい分野の知識を取り込むことが出来ました。

Human Resourceではその名の通り、企業の人事業務についての議論をしたり、プレゼンテーションをしたりしていきます。企業の人事業務はその国ごとの文化・政治的背景が強く影響しますので、議論の内容はいつも中身が濃く刺激的なものばかりでした。又、New Venture Planningの授業は新しいビジネスの立ち上げを一から始め、投資家へのプレゼンテーションまでを行うとても実践的なものでした。MBAの他のモジュールで習得した知識をそのまま実践に活用できますので、コースワークをブラッシュアップする意味でも非常に有効なモジュールだったと思います。

他国からのMBA留学生の印象は?上手く付き合うこつは?

私の所属していたUniversity of SheffieldのMBAコースのコースメイトは計23カ国から集まっており、多国籍な教室での学習は非常に有意義で刺激のあるものでした。一番の majorityはインド系で、MBA全体で60名弱のところの20名以上を占めていました。それに続いていたのはメキシコ人の8人、そして台湾人の6人でした。

前述しましたとおり学生の年齢は幅広く、個々で異なるビジネスバックグラウンドを持っていましたので一概に申し上げることは出来ませんが、それでも文化的なコミュニケーション方法の違いは幾つも見受けられました。インド系の留学生は人数が多かったこともあり皆が固まりがちで、コンペティティブな印象を受けました。又、メキシコなど南米出身の学生はとてもポジティブなマインドを持っていました。日本で当たり前だと思われていることも海外では当たり前でないことが多々あります。これまで培ってきた固定観念を捨てて人間関係を構築していくことが、皆と上手に付き合っていくコツだと思います。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

MBA コースはとてもインテンシブで多忙なコースである為、学習時間とリフレッシュに充てる時間の配分をバランスよく保つことが重要です。クオリティの高い学習をするためにも充実したソーシャルライフを送ることは不可欠で、私は空いた時間を利用してテニスをしたり、メディテーションのクラスに参加したりしてメリハリのある生活を送るよう心掛けていました。University of SheffieldではStudent unionの活動が非常に充実しており、学生は破格で週末に英国各地にエクスカージョンに出掛けられたり映画を鑑賞できたりしました。

英国では通貨のポンドが高騰している為物価が高く、節約生活をせざるを得ませんでしたが、それでも私のいたSheffieldはロンドンなどの大都市と比較すると家賃や交通費が比較的安く抑えられますので、その分の浮いたお金を旅行やその他のレジャーに充てることが出来たと思います。

MBA取得後のキャリアは?

MBA での学習内容は、これまで培ってきたキャリアをブラッシュアップする上でとても有効なものとなりました。コースに在籍する前は日本の会社に復職をすることも考えておりましたが、今年から英国のビザのシステムが変更になったこともあり、現在は英国で自分の可能性を試すべく就職活動をしております。これまでは消費財に特化した営業・マーケティングや輸出入業務に携わってまいりましたが、将来的にはヒューマン・リソースに特化したコンサルタント業務にキャリアチェンジを計りたいと考えております。

とはいっても日本人の英国での就職には壁が多く、あくまで経験が重視されます。今後これまで携わってきたようなセールスのポジションでキャリアを積むことになるとしても、MBAで学んだ知識を生かせ、よりビジネスを包括的に見ることのできるポジションに従事できたらと思っています。

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