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   MBA後のキャリア傾向
 

1. 2008年 ビジネスパラダイムから見た日本人MBAホルダーの最新就職状況

 

ファイナンス

[欧州] ここ欧州でも、米国のサブプライム問題の影響を避けることができず、2007年後半から下降気味です。2008年は、前半は持ちこたえると思いますが、後半はわかりません。就職活動をする方は、2008年の早いうちに動いたほうがよいかもしれません。
イギリスでは、労働許可証取得の方法が、2008年春から大幅に変更になります。今までのように雇用主が全て労働許可証の手続きをするのではなく、雇用される側が取得手続きをしなければならなくなります。逆に言えば、自分で労働許可証を取得できるので、労働許可証を持っており、専門のスキルがある方は、就職活動をしやすくなるかもしれません。以上のように、2008年は景気の動き、法律の変更に注意する必要があるので、随時、現地のコンサルタントなどからアップデートの情報をもらうとよいでしょう。
[日本] 特に、不動産ファイナスで需要が多く、不動産ファイナンスの経験がなくとも、金融経験がある方、または、同等の方にも可能性があります。

   

医薬・製薬

[日本] 引き続き好調で、様々な企業が積極的に業界経験者、各部署でキーパーソンになれる方/即戦力になる方を採用しています。

   

コンサルティング

[欧州] 日本企業の撤退、日本関連のビジネスが伸び悩んでいることにより、現地コンサルティングファームにおける日本人の仕事も少なくなってきています。
[日本] コンサルティング会社: その方のスキルによりますが、MBAホルダー(または同等)の採用は積極的に行われているようです。しかし、MBAホルダー(または同等)の人気は依然としてコンサルティング、もしくは、ファイナンスに集中する傾向が強く、競争率が高く、企業が候補者にもとめる要求も高いので「易しくはない」という状況ではあります。
ベンチャー: 日本でビジネスを立ち上げる欧米の方が増えており、コンサルティング経験がある方、または、セールス経験がある日本人を探しているという案件を、2007年からよく耳にするようになりました。

   

メーカー

 

[欧州] 製造業界: 企画、戦略、マーケティングなどの職種においてもエンジニアリング、もしくは、産業バックグランドなどがもとめられることが多いため、そのような経験がある方にはオポチュニティーがあります。
IT業界: SEなどのIT技術者が不足しています。
欧州では、多くのメーカーがイギリスをはじめとする西欧から東欧に移動している傾向があり、チェコ、ハンガリー、ポーランドなどを中心にメーカーでの仕事機会が多くなっています。また、それに付随する保険、物流などの業界での仕事も需要が増しています。
[日本] とりたてて良くも悪くもなく、経験や人柄により、チャンスがあります。2007年から、特に、人事経験者が不足しており、この傾向は、2008年も続くと思われます。

 
 
 

 ビジネスパラダイム コメント

 

[ 履歴書/職務経歴書 ]
履歴書/職務経歴書は、それぞれの案件にあうように調整して綺麗に仕上げましょう。多くの採用企業は、その方が即戦力になってくれる事を期待しています。関連したスキルや経験があることが一目でわかる履歴書は担当者の目にとまり、面談につながる可能性が高くなります。

[ MBA前の仕事とMBA後の仕事の関連 ]
一昔前は、MBA受講生と言いますとコンサルティング・金融関連出身の方が多いといわれましたが、最近の傾向では、インダストリー出身者がかなり増えています。また、官僚・医師・弁護士などといったMBAとは離れた分野で仕事をしていそうな方々もMBAをさらに取得するという方が多くなりました。

業界や職種を変えたい方は、MBAをキャリア転換をするひとつのよい節目とすることもできます。1年から1年半というMBA受講期間が短い欧州においては、MBA受講期間中にのんびり次のキャリアについて考える時間はありませんが、その分、早く卒業できるため余裕がうまれ、卒業間際や実際に卒業してから、就職活動をしながら具体的なオプションを絞っていくことができます。また、早めに動きたい方にとりましても、企業側も1年で卒業してくれるMBA学生を待つことは難しいことではないため、比較的フレキシブルにキャリア構成を整えることができ、欧州MBAのシステムはプラス要因となることが多いようです。

ビジネスパラダイムが扱っているMBA生徒を見る限りMBA卒業生の仕事の需要は増えています。特に、EU経済の拡大、東欧とロシアの経済発展、ドバイやアラブをはじめとする中東ビジネス、旧イギリス領・フランス領・スペイン領の国々におけるビジネスの発展により、欧州で教育をうけた方の需要が高くなってきています。
‘ジュニアを10人雇う’ことから‘仕事ができる人を1人=その仕事を教えなくても明日から一人でどんどんこなしていくことができる方一人’を雇いたい、といった傾向が強くなり、‘できる’MBA卒業生の需要はますます増えていくことと思われます。また、金融やコンサルティングファームなどにおきましては、以前にもまして‘MBAは当たり前’という兆候が強くなり、メーカーなどにおいてもマネージメントに携わる若手マネージャーたちの間では、‘MBAはもやは特別なものではなくなってきた’、ということがいえるかもしれません。

‘仕事ができる’ということは、‘有名MBA卒業生’という意味ではなく、‘パーソナリティー’‘過去の仕事経験’‘モチベーション’といった要因となります。MBA、プラス、時代にあった専門の職歴をもっていることがますます重要になってくることと思います。

     
 

 

 
  業種別MBAホルダー需要推移
     
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