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6. MBA前とMBA取得後の勤務国

   

ファイナンシャルタイムズが、1998年MBA卒業生が、MBA前とMBA卒業後にどこに住んでいるかの統計をとった結果、右記のような数字がでています。

言葉や労働許可証の問題がある日本人の場合は、海外で仕事をすることは決して簡単なことではありませんが、日本の外資系で働く、海外の日系で働く、海外の外資系で働く、など様々なオプションがあるかと思います。

A) 日本で日本企業で働く: 
これまでは、日本にある日系会社では、MBA卒業生をうまく使いこなす制度が整っていないと言われており、企業側も卒業生側もお互いに避けあう傾向があるといわれてきました。しかし、近年では、多くの日本企業がMBAホルダーの採用に積極的で、日本の日系企業で活躍しているMBAホルダーが多くなりつつあります。企業派遣などでMBA留学をした方も、大部分が一度はもとの企業へ戻っており、社内ベンチャーとして役員になってますます活躍をしている人も多くいます。

B) 日本で外資系企業で働く:
おそらく最も多いパターンということができます。
 現地での労働許可証取得の問題
 給与水準の違い
 希望職種

国名 MBA前 MBA後
米国 3026 3494
カナダ 396 354
英国 360 546
フランス 156 146
ドイツ 143 111
メキシコ 168 133
スペイン 105 108
中国 121
日本 107
その他 1441 1150
合計 6023 6042

(FT 2002 1月21日号より)

などのクライテリアを考えた際に、日本のほうがよい条件がそろっている、ということは多いかと思います。MBAホルダーの生かし方を熟知している企業も多く、大手企業では、それなりのファーストトラックが用意されていたり、ベンチャー企業で会社のトップとして活躍する、といったチャンスもあるかもしれません。

C) 海外で日系企業で働く:
海外でどうしても仕事をしたい方にとっては最も現実的なファーストステップになるかと思います。 MBAで海外生活を1年から数年したところで、現地で本格的な仕事経験はほとんどない方が突然成果をあげられるという可能性は低く、現実問題としてある程度の日本人社員に理解がある日系企業でワンステップを踏む、という方法は確実な方法ということができるかもしれません。特に、‘育てる’という感覚がない西洋の会社では、即日で結果をださなければ、あっけなく首を切られてしまう方も多いので、自分の実力が即日に出し切ることができる環境を自分で理解しておくことが大切です。

日系企業と申しましても、
 日本のカルチャーをそのままもってきている駐在員ばかりの会社
 トップを始めとしてほとんどが現地社員で、カルチャーもシステムも現地化している会社
と大きく分かれています。西洋人があこがれている日本の会社も数多くありますし、カルチャーも後者の方であれば十分にChallengingな仕事を期待することができるかと思います。

チップ: 駐在員と現地採用の日本人ですと、同じ仕事をしても給与が各段に違うため、駐在員は数年で戻ってしまうから、と割り切って現地社員のステータスを楽しむことができる方にお勧めです。

D) 海外で外資系企業で働く: 
労働許可証を取得してまでその日本人社員が欲しい=何か特別な‘技術’がある。
10万人のMBAホルダーが毎年世界中から創出され、トップMBAと言われるところからも何千人の卒業生が世の中に存在します。日本ビジネスマナーを理解したり、日本語の流暢な英語ネイティブ/他国語もできる方もたくさんいます。ファイナンスやITの特別な技術などMBAと日本語を忘れたところで‘技術’を持っていることが要求されます。

     
 

 

 
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