ヨーロッパの給料は、単純に額面でくらべますと日本やアメリカより低くなります。
高所得者と低所得者がはっきり別れている ⇒ 国民総中流階級ではない
税金が高い ⇒ 福祉が充実している
残業が日本ほどはない ⇒ プライベートの充実
REC (Recrutiment and Employment Confederation:英国の採用と雇用に関する団体)の調べによると、英国における様々な産業に就業する人々の平均年収は約£24,000 (日本円にして約480万円から500万円以内くらい)とのこと。更に英国の税率は日本のそれよりも高いので、驚くほど高収入というわけではありませんが、その分福祉制度が整っていて、プライベートの時間を大事にするというカルチャーがあるため充実しているといわれています。
MBAを卒業した方は、当然、高所得者層、と思いたいところですが、こちらの高所得者層というのは、働かなくても良い身分、という祖先代々の血統が違う階級が存在します。もともと金利が6%以上という高く、オフショアなどが散らばっている欧州では、そのような身分の方は定期預金をしている利子だけでも年収何千万、何億にもなります。その他に土地や投資からの収入があるという世の中不公平(?)な現状があるのです。もちろん、彼らの仕事は‘チャリティー’と‘投資’ですので、それらのお金をどのように使うかのManagementをしています。アメリカンドリームとは全く違う層が存在しているのは確かです。欧州滞在中に、銀行口座をあけ、投資に熱中するのも面白いかと思います。ただし、将来日本での生活を考えられるのであれば為替の変動には注意。
ヨーロッパのほとんどの国々では、高速、公園、医療、教育、老人ケアが無料です。お金が無くとも‘生活の質’は高く、プライベートと仕事の両立、もしくは、プライベート優先、という考えがMBA卒業生にとりましても根強くあります。いかに効率よく決められた時間で仕事をするのか、個人の目的は何であるのか(=家族)、という考えが強く、年収という数字では得られない多くのものを得ることができることでしょう。
日本と違い、交通費など自分で賄うのが普通です。但し、会社によってはヘルスケア、スポーツジムのメンバーシップあるいは携帯電話の貸与といったといったベネフィットを用意している企業もあるようです。
近年、残業をする方が本当に増えてきました。昼休みも充分にとらない方も多くなり、メディアなどで討論されています。それでも、会社に忠誠、という働き方ではなく、自分のキャリアや報酬のために働いているわけですので、まだまだ気楽なものということができるでしょう。 |