留学に関するご質問
ビジネスパラダイムではビジネススクールとして現地にて高い評価を得ているスクールのみを紹介しています。それらのスクールの授業料は一般的に年間£10000から£27000です。その他に教材費や留学の場合は生活費が必要です。欧州では多くのフルタイムのビジネススクールは1年で取得することができますので、生活費などは2年のプログラムの半分で済ますことができますし、1年間余分に働くことができることも魅力の一つです。
生活費に関しましては、都心/地方、国(通貨による影響も考える)、寮/スクール外、どの程度の生活レベルを期待するのか、などにより大きな差があるため、一概な数字をここで出すわけにはいきませんが、つつましい学生生活を考えられるのであれば年間150万円から250万円、都心に住み快適な生活に慣れきってしまった方であれば250万円から何百万円にも及ぶかと思います。一般に地方のスクールは様々な施設をもっているためフル活用すると費用を抑えることができます。
■生活費目安
家賃 フラットシェアの場合 80万円ぐらい
ホームステイの場合 60万円
食費 40万円
小遣い・交際費等 20万円
合計 120万円〜140万円
(引用:アルク社 イギリス留学事典2004年度版より。但し、2008年は現実としてイギリスの場合は2倍、ヨーロッパ大陸は国によってやはり違いますので、弊社窓口にお問い合わせください。)
現地でMBA在学生を観察:
ビジネススクール在学生の中には、就業経験が長く、多く貯金がある人、会社派遣の人などもおり、一人暮らし、車、旅行、ゴルフなど裕福な生活をしている人もいます。
反面、教科書はいっさい買わずにコピーで済ませる、プライベートはずっとキャンパスにこもって、とにかく学校の無料施設を最大限に使いながら在学生活を過ごすなど、生活を切り詰めて過ごしている人もいますので、いくらかかるかは本人が、どのくらいの生活レベルを望むかによるようです。
それぞれのスクールは現地の金融機関とタイアップしており、ローンを組む、分割払いにするなどのサポートが可能ですが、日本の方の場合には税金などの問題もあり、これらの方法は一般的に大変困難です。ほとんどのスクールでは奨学金を持っており、以前はEUの生徒を対象としたもの、東欧をはじめとするの経済的に恵まれない国の生徒を対象としたものがほとんどでしたが、現在(2008年)は多くのスクールが日本人学生に対しての奨学金を確保しています。 いずれにしても、現地に来てからの資金調達は大変困難ですので奨学金も含めて日本にて何らかの目処を立てられることをお勧め致します。
企業派遣などでは、会社が経費を負担してくれる代わりにプロジェクトの内容が会社に関わるものに限られる、卒業後、会社に戻ることが義務付けられる、などの制限があるところもあるでしょう。個人でローンを組む場合などは、後々苦しまないよう、出来るだけ余裕をもったプランを考えられることをお勧め致します。
一般的に評価の高い大学では、これらのスコアより高い傾向がありますが、それらの大学でも交渉の余地が有り、また、これらを全く必要としない大学などもあります。
勤続年数(マネージメント経験) 2年〜3年以上
TOEFL IBT84〜105 (IELTSの場合は6.5から7以上)
GMAT 550以上から考えられるスクールはありますが、トップ校は平均が700かそれに近いので、高得点が求められます。
※スクールによったり、個人個人のバックグラウンドで変わることもありますので、詳細は窓口にお尋ねください。
また、職業経験が10年以上ある方に関しましては、それらを考慮してくださるスクールが数多くあります。
留学では、実際、異国の文化に直に触れてコミニュケーション能力を高めることが出来るなど、貴重な体験をすることが出来ます。しかし、近年のE-learningの普及に伴い、通信教育においても、世界中の生徒たちと密接なコミュニケーションをとることが出来るようになり、また、仕事を続けながら受講が出来るということも魅力的です。
選択はあくまでもご自分の目的と置かれている状況により慎重に考えることが必要ですが、通信から留学、留学から通信へと、受講後の変更も可能な大学も近年増えています。
スクールには、それぞれ独自の強い分野があり、また、その年の教授陣の変更によっても経営方針や事業の内容はかなり違ってきます。
選択をはじめる前に、ご自分のMBAに期待するプライオリティーを明確にすることでそれを満たすスクールを探すことが大切です。
文献の青字タイトル部をクリックするとAmazon.co.jp(該当本紹介ページ)へリンクします。
『Which MBA?』
最もポピュラーなMBAガイド。 欧州MBAに詳しく、米国MBAの情報も掲載されています。
『The Official MBA Handbook 2000/2001』
AMBA(英国)協賛のダイレクトリー:英国MBAを中心にヨーロッパ各国のMBAが多く掲載されています。
『The Directory of MBAs』
EFMD協賛のMBAダイレクトリー(Edition XII Limited)
『Guide to Business School』
AMBA協賛のダイレクトリー(Pitman Publishing)
『Business Schools Directory』
AMBA協賛のイギリスのビジネススクール集(Butterworth Heinemann)
『MBA Case Book 2003』
各スクールの生徒の体験談などを集めたもの。Hobsonsのダイレクトリー。
『Best European Business School』 - Mc Graw-Hill
情報にかなりの偏りがあるため、欧州ビジネススクール業界に詳しくない方は詳しい方の指導のもとこの本を解釈する必要有り。
※欧州MBAに強いMBA検索Webサイトはこちら
[NOTE]
近年、MBA関連のサイトや書籍を多く目にすることがあるかと思いますが、日本市場におきまして、それらが翻訳された書籍や特集などの中には、古い情報や解釈の過程、日本風にアレンジしているため内容が変わっているものを時々見かけます。できるだけ現地からでている情報を入手し、不明な点などがございましたら、悩まずにいつでもご連絡ください。
就職に関するご質問 (MBA/キャリア編)
海外MBAホルダー = 多国籍、グローバルな環境でチームワークやリーダーシップをとり、会社の将来を担っていける人材。
このような人材は、景気が悪くても、人材削減=会社が存続する限り人は必要で、より少ない人数で利益率を向上させていかなければならないので、付加価値が高くります。特に、リスクマネージメントという面でも、そのようなスキルがあるMBAは重宝されます。(実際、景気が悪くなると、リスクマネージメントの案件が増えます。)
当然のことながら、景気がよければ、企業は、アグレッシブにビジネス展開をするにあたり、このような人材が必須となる。特に、投資が好調になると、このような職種に適しているMBAホルダーの需要も高くなる。
日本語はあったほうがよい。(本社とのコミュニケーションができる)
英語は問題なくビジネスができるぐらい。(現地社員とは英語でコミュニケーションをする)
外資系企業で働く場合:
日本関係の仕事であれば、日本語ができたほうがよいが、そうでなければ必要ない。
英語については、現地社員と、仕事をし、昼食をとり、病気になったときや、趣味や家族の話にいたるまで英語だけがコミュニケーションの手段になるので、ビジネスレベル以上が必要となる。
言語はコミュニケーションの手段です。
できる・できないではなく、仕事をしていく上でコミュニケーションをするための手段なので、言語以外で、自分のスキルは何であるのか、そのスキルをもって現地の方と対等に仕事を渡り合っていくことができるのか*をしっかり考えて、海外就職活動をする必要があります。
*日本で就職活動をするのとなんら変わりがありません。(言語は、海外で生活するための手段の1つなので、できて当然ということです。)
労働許可証を持っていない場合: 労働許可証をとれそうな業界、職種にターゲットを絞らなければならない。
労働許可証を持っている場合: 日本で就職活動をするのと同様。
即戦力にならない場合、転職活動はより難しくなります。具体的には、職種や業界を変えるとこのようなことがおこる場合があります。新しい仕事を覚え、成果を出すには、その仕事が高度であればあるほど時間がかかります。特に、部下をもって仕事をする場合、着任当日から部下をリードしていかなければなりませんし、部署や会社の売上や利益責任を持つ場合は更にこのような転職は難関となります。
即戦力になる場合は、転職活動は比較的しやすいかもしれません。具体的には、同じ職種や業界であれば、次の会社でもすぐに実力を発揮しやすい。
労働許可証を持っていない場合: 労働許可証をとれそうな業界、職種にターゲットを絞らなければならない。
具体的には、企業は、「労働許可証が必要ない現地の人の中で、どうしても、この人でなければならない理由」を国に申請し、労働許可証を取得するので、そのようなスキルを持っていることが条件となります。
日本語がそのようなスキルに該当するかというと、例外はありますが、ほとんどNOです。日本語を流暢に読み書きできる現地人は私たち日本人の想像よりずっと多く、また、外国かぶれの日本人より、よっぽど日本人らしい現地人も多いのも事実です。
言語に関して補足しますと、
海外で働くなら外資系がよいとおっしゃる方もいますが、
外資系に勤められましても、日本人が少ないゆえに日本サイドの仕事ばかりがまわってきて、気が付いたら、日本とのリエゾンでしかなかった、という話は良くある話です。
逆に、日系に勤めたけれども海外赴任者は皆英語があまりできずに、外部交渉はもっぱら自分に回ってくる、というような場合もあります。
MBAホルダーがいるような会社であれば、彼らから実際に話をきかれ、MBAをどのように活かしてくださるチャンスがあるのか、なども検討されると良いでしょう。
REC (Recrutiment and Employment Confederation:英国の採用と雇用に関する団体)の調べによると、英国における様々な産業に就業する人々の平均年収は為替によりますが、過去20年の為替を平均して考えると日本円にして約480万円から500万円以内くらいとのこと。更に英国の税率は日本のそれよりも高いので、手元に残る額面は少なめです。ただし、その分福祉制度が整っていて、プライベートの時間を大事にするというカルチャーがあるため、充実しているといわれています。
ヨーロッパのほとんどの国々では、高速、医療、教育、老人ケア、公園や美術館などのエンターテイメント施設が無料か非常に安価です。お金が無くとも‘生活の質’は高く、プライベートと仕事の両立、または、プライベート優先、という考えが現地の人々にあります。
決められた時間内に決められた仕事ができるか(時として残業しなければ仕事ができない無能な人と思われる場合もあります)、個人の目的は何であるのか(=家族などのプライベート)、という考えが強く、年収という数字では得られない多くのものを得ることができることでしょう。
【大手企業】
MBA卒業生を毎年定期的に採用しているところは、インターンシップ制度を持っているところがあります。
これらの企業は欧州居住者を採用対象としている会社も多いので、これらの枠に日本人が応募する場合は採用される可能性が薄い、という場合もあります。(期待されている現地でのネットワーク、言語、労働許可証における制約等から)
上記のような制約がなく本人が欧州でも対等に仕事をして行くスキルを持っているかどうか、その会社の採用に対する方針にもよるかと思いますので、希望される会社で過去にインターンシップを行った先輩方の意見、各会社の採用担当者等とコンタクトをされてみるとよいでしょう。
【その他】
小さな会社や、定期的にインターンシップを受け入れている会社でなくても、持ち込まれる企画次第では、インターンシップ受け入れを考えてくれるところは、たくさんあります。
ご本人のフットワークと交渉力次第ですので、どんどんトライされるとよいでしょう。
自分で興味のある会社にどんどんコンタクトをとるのも一つの方法です。
直接会社にコンタクトをするもよし、同級生や、卒業生のネットワークをフルに使って、コンタクトをするのも良いでしょう。
キャリアオフィスの利用、インターネットなどの検索を利用そしてご本人次第で機会はたくさん作ることが出来ます。
キャリアイベントなどに参加をして部門のマネージャーやHRと直接ご自分で交渉されるのも良いでしょう。イベントで実際に、企業の方々と顔を見ながら交渉するのは、おそらく最も簡単なやり方だと思います。
毎年インターンシップの募集を行っている企業にてインターンシップを獲得することは、競争率が高い場合があります。
定期的にインターンシップの採用を行ってない企業でも、面白い企画があれば採用をされた、という事例もたくさんあります。
会社をやめてフルタイムでMBAを受講される方は、その後に就職するわけですので、ほとんどの場合、雇用主が代わりますが、企業派遣や休職をしてMBAを受講する方はどのような傾向があるのかご紹介します。

1年以上もとの企業の残るという数字が56%というのは
少ないと見るか、多いと見るかは、
見る人の感じ方次第ですが、大切なことは、企業も個人もMBAを取得したことによってベネフィットを得る、ということだと思います。
【MBA後10年後、どのようになっていると思うか? 】
(Source: QS TopMBA.com Applicants Survey 2006)
1.企業の幹部になる。
2.自分のビジネスを持つ。
3.中小規模の会社の経営陣になる。
4.企業のミドルマネージメントになる。
5.仕事とプライベートの両立をするため、仕事量を減らす。
6.その他
就職に関するご質問 (新卒編)
1年のサイクルは下記のようになると思います。
<入学>
10月中旬-12月初旬: 日本の企業が、日本からロンドン、他の欧州主要都市を訪問して面接が行われます。
<試験期間>
1月末〜5月前半: 日本の企業が、日本からロンドン、他の欧州主要都市を訪問して面接を行われます。(ピーク:2月〜4月)
<試験期間>
<修論・インターン・夏休み>
*欧州就学生は、年末に日本に一次帰国する人は少数ですが、もしする場合は、日本の就活イベントにも参加をする人もいると思います。
*夏休みに日本に一次帰国・永久帰国する人は、夏休みに日本でのイベントに参加。特にトップ大学を中心として、夏休みは欧州や海外でのインターンやプロジェクトなどのため、帰国しない人も結構います。
各種情報は、こちらにまとめています。(ページ下からMLに登録していただくと情報が配信されます。)
留学をアドバンテージにしましょう!
・日本企業が欧州にきて、現地で行う会社説明会や面接は、参加者が少人数で、企業としっかり話せます。OB訪問としても使えます。
・現地での面談で、最終オファーまで出ることもあります。(最終オファーまで行かない場合も、最終面談を電話/スカイプで最終面接をしたり、交通費支給で日本に招待されるケースも少なくありません。)
・オンラインで面談を行う会社も増えています。日本に帰国をしなくても、会社説明会や面接に参加できる企業が増えています。
昔は無理に日本の就活スケジュールに乗ろうと、苦労している人も多かったと思いますが、今は、上記のようなルートも開かれています!
各種情報は、こちらにまとめています。(ページ下からMLに登録していただくと情報が配信されます。)
履歴書をつくったことがないのですが。>>【就職支援】
日本語の履歴書はできればあったほうがよいです。無料ウェブサイトがたくさんでているので、作成してみましょう。
印鑑はなくてもよく、写真はデジカメでとったもので大丈夫です。
手書きで郵送という昔の方法のは、欧州留学生を採用にきているようなグローバル体制の企業は、必要としてませんのでご安心を。
説明会や面談会に参加するときの服装についてですが、
欧州での面談は、会場がオンキャンパスならカジュアルかスマートカジュアル。
ホテルでの合同説明会・面談会なら、スマートカジュアル。女性ならワンピースやパンツにカーディガンを羽織るぐらい。男性なら、チノパンにワイシャツぐらい。
ただ、最終面接で役員に会う場合は、スーツがよいので、其の時は、知人に借りるなどして乗り切りましょう。
就活に関する質問がある場合、現地で聞いたりできるチャンスはありますか?>>【就職支援】
オンキャンパスでリクルーターと話す、オンライン、メールや電話で聞くなど、欧州現地にいながら聞けるチャンスがあります。
こちらに掲載されるイベントでは、イベント会場で、説明会の前や面談の後に個別面談を行うことも多いので、申し込みの際にあわせてきいてみてくださいね!