MBAの入学試験準備

海外のビジネススクールでは、日本の大学で実施されるような筆記試験は行われず、書類審査による選考方法が採用されています。各校の詳しい審査基準は明らかにされていないものの、書類作成の段階で入学までの経験や実績をどれだけPRできるかが合否の鍵を握ると言って良いでしょう。ここでは、海外MBA入学を志願する際に提出を求められる書類の内容等、合格までに必要な準備について紹介します。

海外MBAには入学試験があるの?

MBAには、入学試験はなく、出願時に提出する資料から総合的に評価し、合格者を選抜する方法が採用されています。書類審査の際に提出が求められる主な書類には、願書、成績・卒業証明書の他、①英語のスコア(特に欧州の場合はGMAT)、②エッセイ(志望動機書)、③推薦状、④職務経歴書が挙げられます。書類審査を通過した後、面接試験を課すビジネススクールもあります。面接では、志望動機の確認や英語によるコミュニケーション能力の把握などが行われます。以前は、書類審査を通過すれば、よほどのことがない限り合格すると言われていましたが、数年前からかなり厳しく審査され、他の書類がどれだけ良くてもインタビューで不合格となることも増えてきました。

海外MBAの選考のために準備すべきこと

海外MBAの選考には、英語スコア、エッセイや推薦状など出願書類、そして面接の3段階の準備が必要となります。

英語スコアの準備

書類作成の段階で、各校が提示するTOEFLやGMATのスコアを満たしていなければなりません。これらのスコアは、応募するビジネススクールによって基準スコアが異なりますので、あらかじめ応募要項の内容を把握しておくことが大切です。また、海外のビジネススクールでは、入学時期の1年程前から願書を受け付けますので、遅くても書類提出1年前までに目標のスコアを得られるよう準備を進めておくのが理想的です。

>>MBA受験・取得のための英語レベル

エッセイや推薦状の準備

エッセイにおいては、志望動機だけではなく、大学の研究テーマや社会での経験など、複数のエッセイの提出を求められます。自分の長所、MBA取得の目的、将来のキャリアビジョンについて明確に伝えるためには、しっかりとした自己分析が必須です。

また、これらのエッセイは当然のことながら英語で作文しなければなりません。エッセイは、合否を判断する際に最も重視される書類の一つであると同時に、最もライバルに差をつけられる書類でもあります。そのため、多くの志願者が海外留学を専門とする予備校やカウンセラーによる添削指導を受けるなど、特別な対策を講じています。

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面接の準備

面接では、主にエッセイでまとめた内容について問われます。また、英語コミュニケーション能力を確認される機会にもなりますので、想定される質問に答えるだけではなく、しっかりと自分をアピールできるよう練習しておきましょう。

海外でMBAを取得するには、書類審査に必要な書類を準備する期間として、最低でも半年は必要になります。最近では、社会人1年目から海外MBA取得を視野に経験を積むケースも少なくないとのこと。できるだけ早い時期から準備を始めることが、合格への近道といっても過言ではないでしょう。

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