留学に向けてのスケジュール

MBA留学を実現するには、国際的な環境に対応できる英語力が欠かせません。出願するビジネススクールが決まっても応募要件を満たす英語力がなければ、はじめに英語力の向上に努める必要があるでしょう。また、出願にあたっては、多岐に渡る出願書類を作成しなければならないため、MBA留学に向けた具体的なスケジュールを立て、計画的に準備を進めていくことが重要になります。

MBA留学の準備期間はどれくらい?

海外のMBAを志願するには、スコアメイク、出願校の決定や出願書類の作成を含め最低でも1~2年の準備期間を要すると言われています。ただし、この期間は、あくまでもMBA留学に適応できる英語力をある程度有していた場合の目安に過ぎません。例えば、MBA留学を決意した時点で、応募要件となるTOEFLスコアをクリアしていれば最短期間で出願できます。一方で、応募要件を満たない場合は、出願までに2年以上の準備期間を要することも少なくないでしょう。MBA留学を実現するまでの準備期間は、留学を決意した時点の「英語力」によって左右されます。

MBA出願までのスケジュール

英語の上達は自分でがんばるしかありませんが、仕事を熟しながら出願準備をする中で、時間を効率的に使えるツールがあれば、有効に使いましょう。

例えば、自己分析、出願校の選択などは、専門家が効率的に導いてくれるかもしれませんし、出願や面接は、有効な指導を受ければ合格する可能性も高まります。時間がないからできないのではなく、今ある時間の中で、頼めるものは頼む、自分でやるべきことは自分でやる、という風にメリハリをつけると考えやすくなります。

1.自己分析

MBAは、筆記試験で測る学力ではなく、MBA留学を決意した理由や、将来のビジョンをしっかりとアピールできるかどうかが評価されます。そのためには、自身の生い立ちや経験を振り返りつつ、自分の長所・短所を的確に分析しておく必要があります。 なぜMBAに行きたいのか?行った後の自分をイメージしてみましょう。また、MBAに限らず、他のMasterという選択肢もあるかもしれません。

2.英語試験対策

多くのビジネススクールで、TOEFLスコアを応募要件に掲げています。中堅のビジネススクールにおいても、TOEFL90点以上(120満点中)求められるため、それに満たない場合は、英語の勉強を最優先に進めなければなりません。英語の習得は特に時間がかかるため、できるだけ早い時期に試験を受け、自分の英語能力を把握しておくようにしましょう。

3.出願校の選定

自己分析で得られた内容を反映し、それに見合った出願校を選定していきます。校風、立地、卒業生の進路、教育方針等はもちろんのこと、英語力をはじめとした応募要件、学費、出願時期についても漏れなく確認しておきます。

4.出願

エッセイ(小論文)の課題は出願先によって異なりますが、主に、MBAを志願した理由や将来のビジョンを問う課題が出題されます。自己PRのツールにもなるため、多くの志願者が第三者による添削指導を受けています。

5.面接

面接では、エッセイの内容について話せるよう準備しておきます。ただし、面接は書類審査に合格した者のみに課される場合が多いため、すべての出願書類が揃ってからでも遅くありません。

できれば早期出願をしましょう

アメリカのMBAはラウンド式を用いているスクールが多く、出願期限を3~4回に分けて設定しています。どの時期に出願しても同様の審査が行われますが、実際には第1回目・第2回目の審査で定員の8割程度の合格者を決定しています。第3回目では、国籍やバックグラウンドが偏らないよう合格者を「調整」する作業が加わり、どんなに素晴らしいエッセイを提出していても不合格になる恐れがあるため、MBA留学では、早期出願が合格への近道と言われています。

他方、ヨーロッパのMBAは、ローリング式を用いているスクールが多く、その場合、通年を通して出願出来、早く出せば良いというものでもないため、準備時間もアメリカのMBAへ出願するより多く割けます。 自分のベストのタイミングにベストの状態で出せるためのスケジューリングは、出願しようとするスクールを良く知る専門家としっかり相談することが肝心です。 慌てて出して損する場合もあります。

ビジネスパラダイムでは、MBA留学前・留学中・卒業後の全プロセスを包括的にサポートしています。留学前においては、ビジネススクール選びをはじめ、英語力の向上やエッセイの作成に至るまで、要望に応じたサポートを行っています。

ビジネスパラダイムでは、留学支援サービスを行っていますので、ぜひお問い合わせください。