ESMT Berlin(European School of Management and Technology)

ESMT Berlin(European School of Management and Technology)

http://www.esmt.org/en/home

速報!2021年1月末現在、ドイツでは学校が閉鎖中であり、同校MBAもオンラインに移行しています。キャンパスは、個別の学習の為にのみ利用が可能です(グループワークは、オンラインのみ可)。規制が緩和されれば、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド式に戻る予定です。少人数のグループがローテーションで対面とオンラインの講義を受けることで、キャンパス内における距離を保っています。グループはメンバーを定期的に入れ替えて、クラス全員とネットワーキングが出来るよう配慮されています。EMBAを含むエグゼクティブ向けプログラムは、オンラインで提供されています。

ESMTは、Allianz、BOSCH、DAIMLER、Deutsche Bank、KPMG、SIEMENS等々、25の国際企業により2002年に設立されました。これら設立企業の経営陣との緊密な関係により、 国際ビジネスの最新トレンドや実際のケースを学ぶ機会を豊富に提供しており、大変実践的なビジネス教育を行っています。 また、企業系のスクールであるだけに、最先端の設備が整っています。フルタイムMBAは、テクノロジー、イノベーションに力を入れており、実践性の高いインテンシブなプログラムです。
ESMTは、もともとExecutive Educationで定評があり、Executive MBAや企業研修、短期ビジネスプログラム等、質の高いプログラムを提供しています。 2017年のFinancial Timesランキングでは、世界70位にランキングしています。また、同調査母体の“value for money”ランキングでは、世界2位となっています。

学校紹介/特徴・強み

学生層

例年、フルタイムMBAの平均年齢は30歳前後、平均職歴は6.5年で、比較的落ち着いた雰囲気がございます。欧州はじめ、各国から30前後の国籍が集まっており、大変国際的です。 例年、クラスの人数は40-60名程度で、学生同士の繋がりは大変緊密です。

学校の雰囲気

キャンパスは、旧東ベルリンの中心部に位置しています。ベルリンは、現在のところ、欧州の他の主要都市に比べて物価が低めであり、緑豊かで生活の質が高いのが魅力です。大変国際的であり、日常生活では比較的英語が通じます。 町中に自転車用の通路も張り巡らされており、また公共の交通機関も発達しています。ベルリンフィルをはじめ文化イベントや娯楽の点でも豊かであり、あらゆる意味で充実した留学生活を送ることが出来るでしょう。

旧東ドイツの国務院(GDR Staatsratsgebaude)が改造され、ESMTのキャンパスとなっています。当時の国務院の構造や雰囲気を残しつつ、最先端の設備を導入しており、大変見応えのあるキャンパスです。 9メートルにも及ぶ高い天井や、社会主義的な構造・内部装飾が特徴的であり、当時のボールルームは、現在でもスクールのイベントに使用されています。

企業系ビジネススクールのため、企業研修向けのConferenceルームや会議室の設備が大変充実しています。学内各所に飲み物や軽食の準備も整っており、クラス外でも学生同士や、学生と教授とが気軽に会話をする機会が豊富に提供されています。 大学系のビジネススクールに散見する“大学生活に戻るような生活”を避けられることが出来ますので、社会人経験が長く、快適な生活に慣れた方々にとっては最適のスクールと言えます。
なお、入学年に寄っては、同校の設立企業より、私費留学の学生の授業料の一部が負担されることがございます。

強い分野

  • Management of Technology
  • Innovation
  • Global Sustainable Business (GSB)
  • Leadership and Personal Development
  • International Business
  • Entrepreneurship (学内にはESMT Entrepreneurs Clubが設立されており、起業家や起業を目指す学生とのアイデアや情報交換の場となっています。)

ESMTは、実際のケースを豊富に取扱いながら、実践的な経営教育を行っています。25の設立企業やその他提携企業との密接な関係のお蔭で、企業経営陣とのコンタクトの機会や、関連プロジェクト・ケーススタディを豊富に提供しています。プログラム期間中、学生はプロジェクト等を通じて、ビジネスの現場と常にコンタクトを有することが出来るのが魅力です。中にはMBA後の就職先を獲得する学生もあり、重要なネットワーキングの機会ともなっています。
なお、ドイツでは、(ESMTのMBAを含む)一部のコースを修了した非EU圏の方々についても、現地で就職を探す猶予期間が与えられます。一定の基準を満たす場合、他の欧州諸国に比較して労働許可が下り易い状況にありますので(2016年6月現在)、卒業後には現地での就職のチャンスがあるかもしれません。

プログラム

フルタイムMBA プログラムは、全体で下記6つのモジュールに分けられています。各モジュールは、これまでに学習した内容を、更に発展・応用させるようになっているので、知識やスキルの吸収を確実なものとしています。

  • General management in context
  • Develop functional expertise: The manager’s toolbox
  • Integrated business thinking
  • Entrepreneurship & specializations in innovation & technology and sustainability
  • Applied fieldwork(提携企業等から提供されるプロジェクトに取り組み、これまで学んだ知識やスキルを実践に活かします。)
  • Business plan competition(学生はチーム毎にビジネスプランを作成し、イノベーションフェアというコンテストで競い合います。)

更にelectiveとしてManagement of Innovation and TechnologyとGlobal Sustainable Businessの2コースがあります。コース全体を通してindividual coachingがあり、consulting projectや70に及ぶleadership seminarもあります。海外経験としては、世界中の25のbusiness schoolから1校を選んで1週間交換留学ができ、オプショナルのInternational Field Seminarでは2週間elective courseに関連する地域で学ぶことができます。コース修了後のオプションとして発展途上国でのプロジェクト経験や、中国でさらに1semester学ぶチャンスもあり、選択肢が充実していると言えるでしょう。

  • Executive MBA 例年10月開始の英語によるプログラムです。18か月のプログラムで、2か月毎に1週間、対面形式でのモジュールが実施されます。ベルリンキャンパスの他、一部のモジュールは、海外の提携校にて提供されます。プログラムは、テクノロジー、イノベーション、リーダーシップ、国際ビジネスに強いのが特徴です。
  • Executive Education 特定のテーマを取り上げる短期集中型のコースや、企業の個別の要望に応じたオーダーメイドのエグゼクティヴ向けプログラムを随時提供しており、大変定評があります。

卒業生の声

中山大輔さん ESMT/ドイツ2007年在学

プロフィール[2011 ALC留学ネット MBA特集より]

留学期間:2007年1月~12月 留学先:ESMT(European School of Management and Technology)(ドイツ)

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

私はドイツ企業に勤務しており、2005年にはドイツに駐在した経験もありましたが、欧米人との交渉を通して圧倒的な能力不足、経験不足を感じていました。また、ヨーロッパは日本以上に学歴主義のところがあり、 実務経験の浅さにもかかわらず、MBAやPh.D取得者が一気に上級管理職に抜擢されるのを目の当たりにし、学位取得の必要性も感じていました。何より、1年間というプログラム期間が魅力でした。

授業はどうでしたか? 大変だったことは?

私はGMATスコアが入学基準点に達していなかったのですが、企業派遣だったため、半年以内に基準点に達することという条件付きで入学できました。何とかなるだろうと当初は楽観的に考えていましたが、 授業の課題は多く、プラスGMATの試験勉強もしなければならず、一時はどこかへ逃亡してしまおうかとまで思いました。しかしながら、GMATスコアが満点近いインド人のクラスメートたちにいろいろレクチャーしてもらい、 なんとかクリアできました。そのときのことを思い出すと、今でも胃の辺りがキュッーと締め付けられる感じがします。

好きな教授や科目は?

ESMTは、理論と実践の融合を念頭に置いたカリキュラムを組んでいます。中でも最も素晴らしいのはField Tripというモジュールです。クラスが2チームに分かれ(2007年度はインドと中国)、 それぞれの国に進出したヨーロッパ企業の現地法人を訪問します。現地では、CEOをはじめ、さまざまな人々の経験を直接聞き、2週間滞在した後、ベルリンに戻ります。そして、どちらの市場が進出に値するかを、 コンサルタントとして教授陣にプレゼンするのです。

自分はインドを選び、バンガロー、プーネ、ムンバイをまわりました。バンガローではIT企業、プーネでは製造業、ムンバイでは金融業と多様なジャンルの企業を訪問し、インド市場におけるビジネスを垣間見ることができました。 理論を学ぶだけでなく、グローバルなビジネスフィールドでの実践を最重視するESMT。その真骨頂ともいえるモジュールだと感じました。

他国からのMBA留学生の印象は? 上手く付き合うコツは?

自分自身、日本では意見を積極的に言うほうだと思っていましたが、留学中は「自分は本当に控えめな人間だ」とつくづく感じました。他国からの留学生は「意見が受け入れられるか」「人がどう思うか」 「正しいか正しくないか」は二の次で、自分が思ったこと、考えたことを、すぐに口にします。また、一度口にしたら、どんな状況でも話を完結させるという点では、非常に勉強になりました。
上手く付き合うには、自分の好き嫌いや意見をとにかくはっきり示すことだと思います(ありきたりですが)。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

海外で苦労するのはやはり食事ですが、ESMTには非常に綺麗でおいしい食堂があり、3食を昼の1食で補っていたので、(少々バランスは悪かったですが)食事に困ることはありませんでした。

楽しかったのは、仲良くなったインド人のクラスメートと、キャンパス近くのImbis (軽食売店)でカレーブルストを食べることです。文章にするとたいしたことないようですが、キャンパスがベルリンドームの真ん前に位置していたので、 歴史的建造物に囲まれて、ベルリンの雰囲気を満喫できるのも楽しかったです。

MBA取得後のキャリアは?

MBA留学のチャンスを与えてくれた勤務先に戻り、管理職として働いています。MBAで学んだことが、現在の業務に直接役立っているわけではありません。それでも、GMATの試験勉強を含め、 ベルリンでの1年が自分自身を精神的に鍛えてくれましたし、日々の業務にくらいついていく姿勢が身につきました。

出願案内

出願に必要なもの

  • 申請用紙(含:エッセイ、推薦状2通、履歴書(CV))
  • TOEFL 100以上 / IELTS 6.5以上 スコアはあくまでもスクールが基準として出しているものであり、例外がある場合もありますため、詳しくは弊社までお問い合わせください。
    お問い合わせ先:ryugaku@business-paradigm.com
  • GMATスコア
  • 職歴3年以上
  • 学歴(基本的には学士号以上)
  • インタビュー

ESMTは、出願者の卒業後のキャリアにとって、スクールのプログラムが提供する内容が最も効果的であるかどうかを重要視していますので、出願前に一度面談をしたほうが良いでしょう。 詳しくは、ryugaku@business-paradigm.comまでお問い合わせください。

お問合せ

株式会社ビジネスパラダイム(日本)、Business-Paradigm, Ltd. (UK)
Email: ryugaku@business-paradigm.com