Theseus-EDHEC MBA EDHEC Business School

http://www.edhec-mba.com/

速報!2020年度のMBAクラスは、オンラインとキャンパスでの講義を組み合わせつつ提供されています。

企業系ビジネススクールとして1989年にスタートしたTHESEUS International Management Institute(AMBA認定)と、フランスを代表する商業系グランドゼコール(大学・大学院)であるEDHEC Business School(EQUIS、AACSB認定)が合併する事により、主要3団体全てから認定を受けている、世界でも少数の高質なMBAです。2004年秋より、新体制でのプログラムがEDHEC Business Schoolのニースキャンパスで提供されています。

ニースは生活する場所としても快適で、地中海に面した温暖な季候の下、春のカーニバル、夏の海、冬のクリスマス・マーケット等、南フランスを代表する観光都市となります。ニース・コートダジュール空港を利用すると欧州各国へのアクセスが大変良い為、短いながらも休暇を利用して欧州旅行をする学生も少なくないとの事。

学校紹介

学生層

年齢層が高く(平均年齢31歳)、2016年のクラスは約60%以上が30歳以上となっています。家族を連れてきている学生も多いため、勉強と私生活のくぎりがきちんと出来る人が多いとの事。また、100人の学生が各50人のクラスに分かれる比較的少人数のプログラムである為、講師や他の学生と議論を活発に行いたい方、芯があるタイプで自分のペースを確立している方、自分が何をしたいのか知っている方向け。2016年は37カ国から学生が集まっており、学生のダイバーシティをスクール側は非常に重要視しています。

学校の雰囲気

スクール自体は企業のような建物となっている為、「学校」といった雰囲気よりも「ビジネスセンター」、若しくは「会社」、といった雰囲気の環境です。 MBAプログラムの学生の他、グラン・ゼコール・プログラムの学生、4年制の学士の学生、マスタープログラム(MSc) の学生もいる為、学期期間中はとても活気があります。また、住居やビサの取得についてはスクールから随時仲介、指示される為、フランス語が話せなくとも困る事は無いようです。

キャンパスがあるニース近郊には、ハイテク企業が集結している企業地帯Sophia Antipolisがあります。また、ハイテク業界出身の学生が多い事に加えて、コース終盤に行われるコンサルティング・プロジェクトでも、フランステレコムやフィリップス等、多くのハイテク企業がプロジェクトを提供しています。

プログラム

従来はハイテクと起業に力を入れたMBAでしたが、2016年には、リーダーシップ、自己開発、アントレ、Finance, Big Data and Artificial Intelligence によりフォーカスをおいたカリキュラムになっています。

Global MBAプログラムは、10ヶ月で集中して行われます。International Finance, Global Leadership, Entrepreneurship の3つのエリアのうち1つに特化することができ、globalな経験として、2つのBusiness Tripが含まれています。特化するエリアによって、Sustainable Developmentにフォーカスした南アフリアトリップ、Financial Hubロンドンへのトリップ、その他Singapore、Silicon Valleyへのトリップがあります。また、MBA Projectでは、Consulting Project, Corporate Internship, Research Project, Business Planから自由に選ぶことができます。

GMATのスコアの優秀な学生や、各出身国で1番目の入学決定者への奨学金などが用意されています。

2002年度 大学院入学 アルク社 Theseus/ Business-Paradigm情報提供

テクノロジーパークのある南仏のビジネススクール。
ハイテク分野と起業に力を注ぐ。

卒業生の声

河崎 多佳子さん Theseus/フランス2001年 MBA卒業生

プロフィール[インタビュー実施:Jan 2001]

関西学院大学文学部美学科卒業。

卒業後大阪の中堅製薬会社勤務。マーケティング室にて医薬品および日用品の新製品開発に4年半携わった後、女性ではじめて米国西海岸に9ヶ月の語学研修に会社から派遣される。帰国後半年国際課に配属、海外企業とのジョイント・ベンチャーの運営に携わった後、希望により子会社の医療機器会社の東京支店にて1年半営業を体験。その後、研究所にて新製品開発のための様々な市場調査を3年半担当。

2000年7月上旬に退職。7月中旬に渡仏し、約1ヶ月パリの語学学校にてフランス語を勉強後、9月より南仏コートダジュールのTheseusにてMBA取得を目指して勉強中。

MBA卒業後、米系大手製薬会社にて活躍中。(2001年秋~)

河崎さんのその後のご活躍ぶりはこちら(2004年3月寄稿)

なぜヨーロッパのMBAを選びましたか? なぜ、Theseusを選ばれましたか?

■ヨーロッパMBAを選んだ理由
初めは米国のビジネススクールを考えていましたが、もうすでに10年以上の職歴があり、米国のビジネススクールで20代の学生たちと勉強するよりも、ヨーロッパで同年代のある程度の経験を積んだ人たちと勉強するほうが面白そうだと思ったのが、最終的にヨーロッパの学校を選んだ理由です。ヨーロッパのMBA は学生の平均年齢が比較的高く(Theseusで32歳)、また、国籍もバラエティーに富んでいるところが良いと思いました。しかもヨーロッパでは短期間(だいたい10ヶ月から1年)でMBAが取得でき、かつプログラムも米国のMBAに比べて実践的だと聞き、それも魅力に感じました。さらに、米国には以前会社から語学研修で派遣され、カリフォルニアで約9ヶ月生活したことがあるので、今度はヨーロッパに住んでその文化について学び、もし時間があればフランス語の勉強もしたいと思いました。

■Theseusを選んだのは?
Theseusを選んだのは、いろいろな学校の情報を収集している段階で、大学時代の友人のご主人がここの卒業生であることがわかり、直接お話を聞くことができたのと、彼から他の卒業生の方々を紹介してもらい、その方々がみな非常に親切で、Theseus卒業後様々な分野で活躍されていたためです。また、 IT業界に興味があったこともこの学校を選んだ理由の一つです。

また、その目的はどのように満たされていると思いますか?

まだプログラムの最初の3ヶ月半が終わったばかりですが、クラスではIT関係のバックグラウンドを持つ人が全体の3分の一ぐらいで、授業だけでなく彼らと話すことがIT業界について知る上で非常に役立ちます。クラスメートはヨーロッパ人が大半ですが、国籍が様々な人々が集まっているため、自分をマイノリティーと感じることはありません。その点、この学校を選んで非常に良かったと思います。また、グループワークが多いので、学生間には非常に協力的な雰囲気があります。始めのうちは語学のハンディや、文化の違い(とにかく欧米人は人の意見を聞こうとせず我先に意見を言おうとする人々が多かった)のため、ディスカッションについていくのがなかなか大変でしたが、私が日本式に「人の意見をきちんと聞いてから発言しよう」と提案し、そのスタイルに共感してくれる人が増え、やりやすくなりました。今ではみんな、そのやり方のほうが、効果的だと言ってくれます。

プログラムは実践的で、3週間ごとにグループ単位のプレゼンテーションがあり、その3週間(モジュールと呼んでいます)に勉強した知識を生かしたケース分析を行います。ケースはITに関係したものがほとんどですが、ITと既存のビジネスの融合を考える上で、非常に興味深いものが多いです。また、既に5回行いましたが、英語がネイティブでない私ですらプレゼンテーションのスキルが非常に向上したことを実感しています。ネガティブな面として、短期間のプログラムなので、自分のバックグラウンドとあまり関係のない科目についてはどうしても消化不良になりがちです。しかし、もっとも大切なビジネスの哲学を学ぶという目的は十分達せられると思います。

あと、残念ながら今はフランス語を勉強する時間はほとんどありませんが、クラスメートの大半はフランス語を含め3ヶ国語以上話せるので、日常生活の面では何かと助けてくれます。

プライベートでは、私は学生時代からバンドでピアノを弾いていたので、有志でバンドを結成して、学校のクリスマスパーティーで演奏したりして、学生生活も楽しんでいます。クラスの平均年齢が高いため、所帯持ちの人が多く、休日には時々ホームパーティーを開いて私たちを招待してくれます。ヨーロッパ人たちは勉強するときはもちろん集中してやりますが、せっかくこの期間全ヨーロッパ人のあこがれの南仏に滞在できるのだから、勉強だけでなくここの生活を楽しもうという人が多く、そういうライフスタイルに私個人として非常に共感を覚えます。

また、この冬休みには初めて東欧を旅行しましたが、日本からは少々遠い国でも、気軽にあちこち旅行できるのがヨーロッパに住む大きなメリットのひとつです。

今後の目標

今後は学校の様々な場面でリーダーの役割をさらに上手くこなせるようになることが当面の目標です。授業では日本の企業やマネジメントスタイルのことがよく話題になります。欧米型のリーダーシップと日本型のリーダーシップでは様々なギャップがありますが、日本人として日本型のマネジメントの優れたところをうまく他の国からの学生たちに伝えることができればよいと思っています。またそれが、今年クラスで唯一の日本人学生である私の義務だと感じています。

卒業後の仕事についてはまだ不透明ですが、マーケティングや新製品開発の経験を生かして、ヨーロッパと日本を結び付けるような仕事につきたいと思います。

日本Eli Lilly社/河崎 多佳子さんTheseus MBA卒業生

Eli Lilly Japan社へ応募する(*詳細は、ブラウン敏代までご連絡下さい。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Theseus(フランス)を2001年秋にご卒業された河崎多桂子さんが、 卒業後、2年半経つ2004年3月現在、 どのようにご活躍されているか インタビューをさせて頂きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

プロフィール

Eli Lilly Japan社勤務
職種: 新製品企画
スクール名: Theseus(フランス) MBA 2001年秋卒業
経歴&MBA体験談

卒業して2年半がたちましたが、MBAは役に立っていますか?
また、もし、役に立っているとしたらどんなところですか?

現在勤務しているEli Lilly Japan社では、MBAホルダーの採用を通常の採用とは別枠で行っています。
MBAで学んだ事を生かしながら仕事をするMBAホルダー枠で採用され、仕事をしているという意味で、役立っていると思います。

Eli Lilly Japan社ではどのような仕事をしていますか?

入社以来ずっと、新製品企画を担当しています。
私の専門領域は、Eli Lilly社が最も得意とする中枢神経領域で、現在、数年後に日本でも発売予定のADHDの薬やその他の製品(抗うつ剤、統合失調症薬等)の企画を担当しています。

製薬会社で発売前の製品のマーケティング(企画)の仕事には大きく二つあり、1つは将来の顧客との関係作り、もう1つはマーケットリサーチにより、市場のニーズを把握してそれを製品開発に反映させる事、また、その製品の日本での開発の優先順位をつけるために、販売予測を作成する事です。
様々な意思決定の元になるマーケットリサーチは自分で立案し、リサーチ会社を通じて実施し、再び自分で結果を分析します。

Eli Lilly社は米国本社が日本支社を戦略的に全世界で2番目に重要な市場と位置付けている為、米国本社の担当者とのコミュニケーションも活発で、年に 1,2度は訪米して、日本の市場状況につきプレゼンをすることもあります。昨年は、「日本の介護保険を抗アルツハイマー薬の開発にどのように生かすべきか」というテーマでプレゼンテーションをしました。

今後の目標

短期的には、ADHDの薬の発売に向けて、将来の顧客との関係作りが益々重要になってきますので、その仕事にいっそう注力する事です。
長期的には、米国本社で開発された薬を日本に導入するだけでなく、医療経済や市場のトレンドを元に、日本の患者さんにとってどのような医薬品が必要かという観点から、日本市場向けの医薬品の開発の提案を米国本社に対して行っていきたいと考えています。また、日本の医療のベストプラクティスを海外に広めるようなことも行っていきたいと思います。

これからMBAを目指す人に(特に、Theseusを目指す方に)

Theseusは欧州・フランスのトップMBAの一つでフランス国内や欧州、多くの海外では広く認知されていますが、日本ではまだまだ知名度が少ない為、学校のネームバリューだけで就職することは難しいかもしれません。
スクールにおいてはコースの内容、生活共に非常に充実しており、かけがえのない体験をしたと思っており、卒業後の就職に関しても、一旦就職してしまえば、出身校が不利になると感じたことはありません。
あくまでも仕事でどのような結果を出せるかが重要だと思います。

これは自分自身も出来ていなかった事ですが、これからMBAを目指される方は、卒業後の進路も入学前の段階でできるだけ具体的に考えておく必要があると思います。
それにより、在学中に強化すべき点が明確になります。

Theseusの日本人卒業生の就職は良く、また自分でビジネスを起こして成功されている方もいらしゃいます。

出願案内

出願に必要なもの

申請用紙(含:エッセイ、推薦状2通、履歴書(CV)) 大学卒業・成績証明書 / 4年制大学卒業以上 Pre-MBAなどはないため、学位を持っている必要があります。職歴や同等の専門の資格などが考慮されることはあります。 IETLS 6.5以上、TEOFL, TOEICも受けつけている GMAT 550以上 (スコアはあくまでもスクールが基準として出しているものであり、例外がある場合もありますため、詳しくは弊社までお問い合わせください。
フレキシブルに対応してくださることは可能なようですが、テクノロジー系のスクールのため、もとからどの学生も理数系がある程度強い、という要因もあるのかもしれません。お問い合わせ先:ryugaku@business-paradigm.com) 職歴3年以上

出願書類お取り扱い、送付先

詳しくはお気軽にお問合せ下さい。