University of Dublin, Trinity College

https://www.tcd.ie/business/

アイルランドのOxbridge.

Trinity Collegeは中世からの長い歴史を有し、数々の偉人を輩出してきました。Oxford、Cambridgeと並ぶ超名門大学として、欧州のみならず、北米をはじめ世界中の英語圏で非常に高い知名度とブランド力を誇っています。その為、Trinity Collegeのビジネススクールが提供するMBAプログラムにも、例年、北米をはじめ英語圏出身の学生からの出願が多いのが特徴的です。
また、同校の卒業生ネットワークは、特に北米東海岸を中心に英語圏で大変活発です。欧州のMBAを学びながら、欧州、北米双方にネットワークを築くことが出来る点は大きな魅力です。

学校紹介/特徴・強み

学生層

有名大学が母体のビジネススクールですので、バックグランドもそれ相当である学生が集まっています。 学生の平均年齢は、例年30歳を超えており、落ち着いた雰囲気があります。 クラスの国籍配分は、例年、欧州や北米大陸の学生が多く、英語ネイティブスピーカーの割合が高いのが特徴的です。英語力を鍛える上では絶好の環境です。

また、余談ですが、アイルランド系移民のネットワークは、世界中に5千万人以上いるといわれ、アイルランドでの生活はビジネスの場での話のきっかけのひとつとして、役に立つ機会もあることでしょう。

学校の雰囲気

ダブリンを訪れるとアイルランドを誇るビールメーカーのギネスと並んで観光スポットとなるTrinityカレッジ。その歴史は大変古く、イギリスのOxfordやCambridgeの姉妹校として設立されました。その 図書館やキリスト教界の至宝「ケルズの書」は大変有名です。大学の正面入り口からは学内 Walkingツアーが出発しており、それぞれの建物の歴史の解説を受けたり、図書館を見学したりすることが出来ます。その他、ほとんどのダブリン観光ツアーでは必ずここを訪れます。図書館にあるおみやげ物店では、絵葉書は勿論、様々な物が販売されています。このあたりも、Oxbridgeと似ているかと思います。

ビジネススクールの建物は、それらの‘名所’の影になるようにたてられており、静かな環境の中で勉強することができます。少人数ですので、大規模な講義室や MBAのみの建物はございませんが、4~5人に1部屋のシンジケートルームが与えられ、世界に名だたる一流の大学の 中で、欧州留学の醍醐味を味わうことが出来るでしょう。

ダブリンには、Facebook, Linked-In, Microsoft, Intel, Googleが進出するなど、IT企業をはじめとした国際企業が多数進出しています。その他、金融や保険業も盛んであり、Trinity Collegeはこれら企業との充実したネットワークを築いています。ダブリンより欧州各都市へのアクセスは良好であり、ビジネスの中心にいることを実感できます。
また、アイルランドには、高スキルを有する非EU圏の方々に就労ビザを提供するスキームもありますので(2016年5月現在)、卒業後には現地での就職のチャンスがあるかもしれません。
この地域の英語は日本人にとりまして分かりやすいこと、治安もよく地域の人々の人柄が良いこと、物価 がロンドンなどより比較的安いこと、教育が発展していることなどにより過ごしやすい生活を期待することができます。また、パブで語り合う文化は、コミュニケーションスキルの向上にも役立つことでしょう。

プログラム

ビジネススクールは、その充実した企業ネットワークを活かして、学士レベルからExecutive Educationまで、大変実践的なコースを提供しています。
MBAは、特に、起業、ストラテジーに強いのが特徴です。また、企業倫理や社会的責任といった、近年益々注目の高まっている分野にも力を入れており、中世からの歴史あるカレッジにいながら、最先端のビジネストレンドを学ぶことが出来ます。
MBAプログラムの目玉となるCompany Projectは、実際の企業のケースを取り扱い、最終的には提案まで行うコンサルティングプロジェクトです。MBA前半のコアコースで学んだ理論を即実践に移すことで、スキルや知識の吸収を確実なものとしています。
Leadership Professional Developmentというコースでは、ほぼ学生一名に対し、一名の指導教官が就き、個人個人のニーズに合った指導を行います。将来のリーダーとしての資質を高め、更なるキャリアの発展をサポートしています。

卒業生の声

三田 健語(みた けんご)さん Trinity/アイルランド2003-2004 在校生

プロフィール[インタビュー実施:06/2004]

1990 慶應義塾大学 法学部政治学科卒業 1990-1997 ディベロッパーにて専門店ビルのプランニング・運営を担当 1998-2003 IT周辺機器メーカーにて、営業・マーケティングを担当

MBAのコースを受講していて、どんなことを学んでいますか?

Trinity MBAは、少人数制(Class 2004は、24名)のためもあり、選択科目は無く、全員でGeneral Managementにフォーカスしたプログラムを受講します。中でも、カンパニープロジェクトという、8ヶ月間に渡り、実際にアイルランドの企業に入り込んで、Top Managementとディスカッションをしながら、それまでに学んだTipsを、実践の場に当てはめていくグループワークプログラム(コンサルティングワークとして、最終的に提案まで実施する)においては、学んだ理論をすぐに現場で検証できるという点で、理解を深めるのに役立っています。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

MBAスクール選択の大前提として1年コースであることがありました。既に10年以上の職歴を持っていましたので、夏季インターンは不要ですし、2年近く現場を離れることはリスキーだったことと、1年プログラムでもコアな部分は十分網羅されていると考えたからです。なぜヨーロッパかと言うと、比較的学生の年齢層が高く、落ち着いた雰囲気が望めると考えたこと。EUとユーロ圏の拡大の真っ只中に、1年間身を置いてみるのも、今後の世界政治経済のバランスを見たときに有益な体験かな、と思ったことです。Trinityでは、EU Weekという1週間のベルギー研修もあり、EU議会訪問や、ヨーロッパの歴史的背景に触れることの出来るイベントも用意されていて、日本人としても意義深い体験が出来ました。

今後の目標

実践的なプログラムの中でも、特にStrategic Managementの授業では、世界的な教授のもとで、極めて有意義なFrameworkを身につけることができました。ビジネスの各々の局面での Skillのみではなく、総合的な捉え方を学ぶことが出来たため、今後直面していくであろう、様々な局面を乗り越えていく自信を得て、実践の場に戻りたいと思います。

出願案内

出願に必要なもの

申請用紙 TOEFL / IELTSスコア Reference 2通 職歴: 3年以上 申請料 Interview ほとんどの場合必要。地理的条件を考慮して電話でのインタビューも可能。 学歴: 4年制大学卒業以上 GMAT

出願は、ローリングシステムで随時受け付けています。

お問合せ

株式会社ビジネスパラダイム(日本)、Business-Paradigm, Ltd. (UK)
Email: ryugaku@business-paradigm.com