

ロンドン金融街であるCityに位置するCity大学。近年新しく建てられた建物はガラス張りのロビー、機能的なレクチャールーム、ITネットワークなども最新の施設が整っており快適です。
ロンドンの中心部にあるため、ロンドンへ海外赴任をされていらっしゃる方がパートタイムでMBAを受講したい場合や、海外出張者が短期コースなどを受講する場合にも便利です。
Status: Part of City University
学校紹介/特徴・強み
生徒層
イギリス・ヨーロッパの有名ビジネススクールのひとつで、よい生徒が集まっています。垢抜けた生徒が多く、個性的で目立ってしまう、という堅苦しい雰囲気はありません。 学生のバックグランドはバラエティーに富んでおり、国際色豊かで、講師陣などもフレンドリーです。
2011-2012年 Full time MBAの学生構成は以下の通りです。
85名の学生は世界30カ国から集まっており、平均年齢は30歳。平均就業経験は8年となっています。
筆者の感想:
日本人の学生で言うのであれば、筆者の知る卒業生をみる限り、相当に優秀でコミュニケーション術に長けている人が多いような気がします。また、元気で個性的なタイプ、洗練されたタイプが多いようです。
学校の雰囲気
ロンドンの金融街シティーに位置しています。
新しく建てられた建物は、ガラス張りの入り口から入ると、中は広々として最新の設備が整っています。 世界有数のシティという金融街のビル街の中に位置しているため、広大なキャンパスをかかえる地方の大学とは全く違う雰囲気ですので、 授業後にスポーツに打ち込んだり、家族をつれてのんびりとした留学生活を期待している人にはあわないかもしれません。 逆に、例えば独身や若いカップルの方々など、ナイトライフを楽しまれたり、パートナーも仕事やスクールなどに行きたいという場合は、 大変便利な場所で理想的ですが、ロンドンの物価は高いのでそのあたりを考える必要もあります。
強い分野
常に新しいプログラムを取り入れていますので、E-CommerceやEntrepreneurshipなど最新のプログラムを期待することができます。
プログラム
MBAのみでなく、様々なMScのコースが用意されており、専門分野をフォーカスしたい方などにも良いようです。また、短期コースが大変充実しており、 大変便利な立地条件にあるため、MBAまで考えるのは大変ですが、E-Commerceなどのコースを受講してみたい、という方などにも選択の幅が広くあります。
卒業生の声
杉田 勝好さん Cass/英国 MBA2000年9月卒業
プロフィール[インタビュー実施:May, 2011]
1991年 京都大学 卒業。旭化成、ジョンソン&ジョンソン(Japan&US)にて、人事労務の様々な責任を担う。現在、日本ヒルティ(ヨーロッパに本社を持つ電動工具メーカー)の人事本部長の職にある。 1999年から2000年にかけてMBA留学。
なぜ、ヨーロッパのMBAを選びましたか?
最大の理由は1年だからです。社内で許される期間は1年以内であったので、 その制限の中で探すと大半はヨーロッパのMBAとなりました。
なぜ、CASSかと申し上げますと、CASSには各自の経歴をうまく反映させることが出来る「専門過程」が後半にあり、 そういう部分があれば自分のように英語ネイティブでなくともやっていけるのではと感じたからです。
立地的にもロンドンの真ん中で、色々な意味で便利でした。 ビジネス街の雰囲気を常に感じていることが出来たし、夜間にビジネスマンの講演などが多くアレンジされていたのもプラスでした。
5歳と2歳の子供も連れていましたので、あまり不便なところは困るという事情もありました。 実際に1年と少し過ごしてみて、ロンドンというロケーションの選択には間違いがなかったと確信しました。
MBAは、現在の仕事にどのように役に立っていますか?
10年以上経って振り返ると、私のキャリアにもっとも大きな影響を与えた二つのことのうちの一つになっています。
一つ目は最初の職場での課長の仕事ぶり、仕事への取り組み、考え方です。未だに大きな影響がありますし、自分にとっての座標軸です。 OJTという側面で、最大の効果があった部分です。
もう一方のOff JTとしては、MBA留学があげられます。 私はそれまでに海外留学や勤務の経験はゼロで、海外旅行もほとんどしたことがないくらいでした。 その状態からのMBA留学でしたから、今から振り返るとかなり無謀でした。 授業について行くのも大変でした。 というよりも、ついて行けなくなりそうで大変でした。 ただ、ここでストレッチした目標に対して自分を追い立てることを学んだのと、世界には自分とは考えの全然、一致しない人達が大勢いるということを理解できました。 その一方で、 それでも議論を尽くせば最後には通じるということも。 今も修行中ではありますが、専門的なことより、こういうことが日々、役に立っている気がしています。
このMBA留学という経験がなければ、私は決して転職をすることもなかったでしょうし、今のような仕事への取り組みにも至っていなかったと確信しています。 「自分の仕事、取り組みたい課題は、自分で決める」「常に何か難しいチャレンジを探す」というスタンスが決まったのはこの経験によるものだったと考えています。
出願案内
出願に必要なもの
- 申請用紙
- 大学の成績証明書/卒業証明書
大学卒業以上か同等、もしくは6年以上のManagementなどの仕事経験 - 職歴 3年以上
- 履歴書
- TOEFL/IELTS スコア
(スクール側としてはIELTSのスコア提出を勧めており、TOEFLのスコアを提出しても後にIELTSの受験を促される可能性があります。) - GMAT
- インタビュー
- 申請料