Leeds University Business School

https://business.leeds.ac.uk/the-leeds-mba/

イングランドでもトップクラスの大学が運営するビジネススクール。年々各ランキングにおいても順位を上げてきており、現在AACSB, AMBA, EQUISの3つの認可を受けた世界100位に入るスクールの1つです。研究機関としても優れており、特に学際的な研究に定評があります。

大聖堂を中心とした小さな街にあり、湖水地方にも近いので英国らしい田舎を満喫できる環境にあるといえます。

Status: Department within University of Leeds

学校紹介/特徴・強み

学生層

リーズ大学の学部レベルで交換留学制度があるため、大学・英語留学として日本へよくマーケティングがされており、日本では名前を聞いたことがある方も多いかと思います。

ビジネススクールの建物は、大学に隣接して建てられておりますが、プログラムの運営はほとんど独立して行われています。例年、日本人学生は少なめです。大学本体、及びビジネススクールも、留学生の占める割合が高く、大変インターナショナルです。

学校の雰囲気

大学は市内中心部近くの広大な敷地の中にあります。ビジネススクールの建物は大学に隣接しており、モダンで新しい設備が整っています。また、ビジネススクールに隣接してインキューベータセンターがあり、MBA在学生が起こしたスピンオフの会社のオフィスなどを擁しています。

リーズ大学に隣接しているので英語コース、図書館をはじめとする様々な施設を活用することができ、便利です。

リーズの街は、産業都市として大きく発展してきており、地方ではありますが、娯楽施設も一通り揃っています。大学のキャンパスは、リーズ駅から徒歩20~30分程度のところに位置しています。

プログラム

Institute for Banking and Investment, Credit Management Research Centre, Centre for Employment Relations,Innovation and Changeなどのリサーチセンターを有する学術機関としても有名なスクールですので、優秀な教授陣が集まっています。学生は、最新の研究結果を享受することができます。MBAプログラムは大変実践的です。Live Challengesでは、ビジネスアイディアを実際の企業や組織、自身のビジネスのスタートアップにおいて実践する機会や、コンサルティングの実践の機会が与えられます。プログラム終盤の“MBA Project”では、調査・研究ベースの卒論からビジネスプランまで、様々な形式で取り組むことができます。トワーク、卒業生のネットワークなども充分に整っています。卒業後の進路としては、テクノロジー関係が強くなってきています。また、キャリアチェンジに強い傾向があります。

クラスサイズは比較的小規模に保たれており、学生数は40名程度です。また学生の多くが起業に関心を有しており、Spark (Starting a business)の専門家が、彼らのビジネススタートアップをサポートしています。

そのほかMSc Accounting and Finance, MSc Economics, MA Human Resource Management, MSc International Business, MA Advertising and Marketing 等、様々なコースを提供しています。

Academic English for Postgraduate Studies

修士コースに進学する方々一般を対象としたコースです。例年、秋から一年間を4タームに分けて提供されています。エッセイ執筆、ディスカッションや講義の受講に必要なアカデミックな英語の習得を目的としています。

Academic English for Business and Management

Business, Management, Economics分野のコースに進学を予定する学生向けのコースとなっています。Term2(1月~3月)とTerm 3(4月~6月)のみ提供されています。

Discipline-specific pre-sessionals for postgraduate studies

Language for Marketing, Language for Economics and Finance, Language for Business, Management and Enterpriseなど、特定分野に焦点をあてた英語コースです。例年、7月~9月に提供されています。

卒業生の声

上野 寛太さん Leeds University Business School/英国2004-2005MBA在学生

プロフィール[インタビュー実施:August 2005]

上野 寛太さん 1994 慶應義塾大学 SFC 環境情報学部卒業 1994 株式会社人事測定研究所
(リクルート系人事コンサルティング会社)
HR ソリューションプランナー
(HRMコンサルティング営業兼コンサルタント)
2002 HRR Inc.(旧人事測定研究所、現リクルートマネジメントソリューションズ)退社 渡英 2004-2005 Leeds University Business School MBA
今後(予定)アメリカの会社にてインターンシップ後、中国にてファミリービジネスの経営を補佐していく予定

MBAでどのようなことを学んでいらっしゃいますか?

2つの学期を通して、トップマネジメントに必要な諸知識を、幅広く、同時並行する形で、学びました。 そして、6月から9月までの3ヶ月間を費やし、MBAプロジェクトという個人リサーチを、9月上旬に修士論文の形で提出します。(現在、執筆中)

1学期では、領域として独立色が強いものを中心に、例を挙げると会計、財務やマーケティング等を学びました。科目はすべて必須科目でした。 2学期では、領域の垣根が低いもの、もしくは総合的な知識を動員するものと、「深掘り」を目的としたもの、 例えば、戦略マネジメントやマネジング チェンジ(企業における変革の理論と実例)、ファイナンシャルアナリシス(英国の大企業1社を個人で取り上げ、財務レポートを作成する)などを受講しました。 必須科目と、自分で選べる科目で構成されていました。

また、特筆したい点として、学んだことは、トップマネジャーになるための、網羅された形での経営諸知識の理解、だけではありません。

一般的に社会人として、継続的なブラッシュアップが不可欠とされる、タイムマネジメント、ストレスマネジメント、 インターパーソナルスキルを、時間的・物量的な負荷を掛けたグループワークやBarclays Bankと提携したビジネスコンペティッションなど、色々な場面を通じて、学びました。

グループワークは、必須科目のみの授業が行われた1学期において、すべてのアクティビティの中心でした。 グループはバックグラウンドと国籍がばらつくように、スクール側が決めたものでした。 グループワークは、多くの重要なビジネススキルを包括していると思います。 例えば、極端に限られた時間の中で、異なった意見をうまく取り込み、すり合わせ、一つの意見にブラッシュアップさせていくスキルや、 判り易い発表資料をつくるスキル/実際に発表するスキル等です。特にケーススタディをグループワークで行うということは、 実例を知識として装備するという意味だけでなく(これは個人だけでもできますが)、例えば、同じ、一つのケースを元に議論するからこそ、 視点や発想の違いを学べる、という意味があることも実感しました。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

私の留学/MBAの目的は、1)比較的短期間で、幅広い知識に触れたい、2)多くの価値観(国籍、バックグラウンド)に触れたい、3)そして前述2点を通じて、ビジネスマンとして、そして社会人として、より広い視野を身につけた「イイ」人に一段階ステップアップしたい、ということでした。 この目的に照らし合わせると本場のアメリカよりも最近注目されている国際色豊かなヨーロッパのMBAという結論になりました。

英語をしっかりと身につけたいという希望もあったので、イギリスのスクールを最終的に選びましたが、英語の伸びが、 だいぶ緩やかになってしまった現状を考えると、他のヨーロッパの国の類似したスクールも良かったかなー、と思っています。 (英語以外、もう一つぐらいヨーロッパの言葉をたしなみたい、と何度も思いました。)

1年間という限られた時間の中で、会社経営に必要な広範囲の諸知識を、効率的かつ効果的に学べることができたコース内容になっていると思います。 また、1年間を通じて、人とのリレーションシップをどう、うまくこなすか(構築、対処)、また個人内の感情、特にストレスをどうハンドルするか、 そしてこの2つの重要性を学べたことに、強い成長感を感じています。

コースが狙った効果以外のもの、例えば偶然的に作り出されたコース環境も、満足度を左右する要素だと思います。 リーズビジネススクールの場合、今年度は生徒数が43名と人数が少なめで、その中にオーガナイズすることが得意な生徒が比較的多くいたので、 生徒間の交流が、質・量の両方の点からも、多く盛んに行われました。これは、授業で習ったことを「懐にぐっと落とす」ことを手助けしてくれるだけでなく、 人間性を豊かにするという点でも、非常に有効でした。

どのような生徒が優秀だ、ということは極めて曖昧で難しいことですが、 自分の9年間の前職を通じて作られた「きっちりとした社会人かどうかを測るものさし」で、 今年の生徒を見る限り、ほとんどのクラスメイトが、各国できっちりとした社会人であったように思われます。 そしてリーズビジネススクールのカルチャーゆえか、「賢くて」「人なつっこい」クラスメイトが多かったと思います。 大変満足しています。財産です。

また、約2年前に、初めて会ったコースダイレクターにイイ人だなと良い印象を抱き、その1年後に縁あって、入学することになったリーズビジネススクール。 現在、執筆中の卒業プロジェクトのスーパーバイザーも、ビジネススクールのコンサルティングというプロジェクト内容ゆえ、その人にやってもらっています。この経緯から想像するに容易いことですが、卒業後もそのダイレクターと連絡を、何年にも渡って取っていくだろうと思っています。例えばそういった人脈が作れたという経験は、コースの内容や評判とは全く違ったところで、自分を満足にさせています。

今後の目標

現在、執筆中の個人プロジェクトを9月までに終え、、きっちりと次のステージに向けて、モードを切り替えていくことが、 当面の目標となります。

個人プロジェクトの内容が、ビジネススクール経営に関するコンサルティングなので、結果を報告する上でビジネススクールを取り巻くステークホルダーの人達に、 ちょっとした恩返しが出来るのでは、と楽しみにしています。

次の環境では、MBAコースで得た知識または領域に関する情報を、新鮮なうちに、出来るだけ多くの量を流通(input/output)させたいと思っています。 1年間のMBAコースでは、広い領域すべてを、深く理解したとは言い難く、あくまで、各分野の「情報を流通させる受け皿のようなもの」を準備できた、 という感じがしています。

MBAで得た知識と経験を、きっちりと体内に残して活用していくものと、どんどん更新させて過去のものにしてしまうべきものと、うまく区別をつけて、実務に活かしていくつもりです。

出願案内

出願案内

申請用紙(含:エッセイ、推薦状2通、履歴書) IELTS 6.5以上 GMAT通常必要なし。職歴、学業成績などに寄っては、申請後に受験を求められることがあります。 詳しくは弊社までお問い合わせください。
お問合せ:ryugaku@business-paradigm.com 大学の成績証明書/卒業証明書 職歴 3年以上

お問合せ

株式会社ビジネスパラダイム(日本)、Business-Paradigm, Ltd. (UK)
Email: ryugaku@business-paradigm.com