Nottingham Business School

http://www.nottingham.ac.uk/business/programmes/mba/

様々な専門MBAをもつビジネススクール 英国のトップスクールの一つ。常にランキングの上位に位置し、世界のトップMBA100にも選ばれています。特に、カリキュラム全体の中でEthical, Social, Environmentalといった要素を織り込んでいる点は英国でNo.1という評価を得ています。様々な専門性をもつMBAプログラムが特徴で、 MBAの基礎を固めつつ専門分野を追求することができ、特にCSRの分野は世界的にも定評があります。企業とのネットワークも豊富で、インターンシップや共同プロジェクトの実施などの機会も多く、実践的に活動できるプログラム構成となっています。

英国で最も美しいキャンパスと称されるUniversity Park キャンパスと、2002年にオープンしたJubileeキャンパスの両方で学生生活を楽しむことができます。


Status: Affiliated to University of Nottingham

学校紹介/特徴・強み

生徒層

MBA のフルタイム学生約50名のうち出身国が35カ国以上というほど、国籍や地域に大きな偏りはなく、世界中から一流の生徒がバランスよく集まっています。毎年フルタイムMBAが約50から60名程度、パートタイマーをあわせても約80名未満で、多すぎず少なすぎず、学生同士がお互いに学び合うには最適の規模です。

年齢層も様々で、下は20代中盤から上は60代までが同じコースに所属することも珍しくありませんが、平均的には30代前半から中盤が多いです。

学生のバックグラウンドも富んでいるので、自分のこれまでのキャリアを活かしながら、プログラムに貢献できるでしょう。

学校の雰囲気

Nottingham 大学のメインキャンパスは英国で最も美しいキャンパスと称され、湖を中心とした広大な敷地の中に各学部の校舎や施設が整っています。ビジネススクールはメインキャンパスから少し離れたJubilee Campus内にありますが、各キャンパスの間は30分間隔で無料のシャトルバスが巡回しており、図書館やクリニックなどの施設の利用にも便利です。 MBAコースは新しく建てられた校舎の中に専用のオフィスとフロアがあり、グループミーティングなどで使うBreakout Roomや個人用ロッカー、パソコンなどもMBA学生専用で準備されており、勉強に集中できる環境が整っています。

Nottingham 大学はあちこちに大学寮を設置していますが、MBAの学生の多くも大学の寮に住んでいます。MBAの学生は夜間の授業(18時から21時)もあり、また、グループワークでのミーティングやディスカッションで夜遅くまでかかることもあるため、JubileeCampus内もしくは近くの寮に住むと便利です。

強い分野

MBA in Financial Studies
MBA in Corporate Social Responsibility
International MBA


MBA全体として英国内では常にトップクラスのランキングを維持していますが、その中でも特に上記3つのコースには定評があります。
MBA in Financial Studiesでは、世界でも著名な教授陣を揃えており、質の高い講義を受けることができます。
MBA in Corporate Social Responsibility は、世界でも唯一のCSR(企業の社会的責任)をMBAと融合させたユニークなコースです。このコースは International Centre for Corporate Social Responsibility (ICCSR)とのジョイントで運営されており、各種セミナーや企業との連携、ゲストスピーカーによる講演会やネットワーキングの機会も非常に多いです。
International MBA
Nottingham MBAは、マレーシア、中国、シンガポールにもキャンパスを持っており、International MBAのコースでは、後期カリキュラムで英国以外のキャンパスに留学することになります。

プログラム

フルタイムの MBAとして、下記のコースが設置されています。

General MBA
MBA in Financial Studies
MBA in Corporate Social Responsibility
MBA in Risk and Insurance Management
MBA in Entrepreneurship
International MBA
MBA Programme in Malaysia

MBAのプログラムは、年間を通じておおよそ下記のようなスケジュールになります。

9月下旬 入学
10月上旬~12月下旬 First Semester
1月上旬~中旬 First Semester 試験
2月上旬~ 5月上旬 Second Semester (3月頃に約1か月のイースター休暇があります)
5月下旬~6月中旬 Second Semester 試験
6月(試験が終わり次第)~9月中旬 Management Project
12月中旬 卒業

英国のMBAは一般的に1年間で修了するため、学期間の休みも少なく、非常に過密なスケジュールです。Nottingham MBAも約3か月強で1Semesterをこなしていく相当ハードなカリキュラムになっています。

最初のFirst Semesterでは、各専門のMBAによって若干の違いはあるものの、ほぼ全員が同じ必修科目を6科目履修します。ほぼ全ての科目でプレゼンテーション、グループ(もしくはIndividual)のレポート、試験が課され、その総合点により各科目の評価が決まります。

Second Semesterでは、1つの全員必修科目を除く5科目をそれぞれの専門MBAのカリキュラムにそって選択することになります。(General MBAの人は全ての選択科目から好きな科目を自由に選択できます)各人が自分の専攻にそって授業を選択し、最低4人から授業を開講するため、全体的に少人数のクラスとなり、またSecond Semesterは企業と共同のProjectやコンサルティングなど、より実践的な内容が多くなります。Second Semesterの中盤には約1か月のイースター休暇がありますが、その期間も大量のコースワークがあるため、純粋に休暇を楽しむことは難しいです。

NottinghamMBA では、従来の卒業論文に代え、より実践的なManagement Projectを実施しています。Management Project は、企業へのインターンシップやコンサルティング、プロジェクトなどを行い、それをもとにレポートを作成するもので、グループで行う場合と個人で行う場合があります。特に決まった形はありませんが、Second Semesterの中盤から大学側に対してProjectのオファーなどが来はじめるので、できるだけ早く自分から動いていくことが重要です。

卒業生の声

舟本圭吾 Nottingham/英国2001年秋MBA卒業生 keigofunamoto@hotmail.com

プロフィール[インタビュー実施:]

舟本圭吾さん

Apri 1996 – Dec 1999: 三井物産林業株式会社
主に製材・丸太の輸入及び国内販売業務
Sept 2000 – Dec 2001: Nottingham大学 MBA
Jan2002: 城北化学工業株式会社にてアメリカ、中国関連の輸出入業務担当予定

MBAのコースを受講していて、どんなことを学んでいますか?

・物事を体系的に学べること
・30国以上のクラスメートと意見交換でき国際感覚を磨ける点

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

・1年で2年分の量を吸収できる。
・経済的に2年分の学費を捻出するのは厳しかった。
・ヨーロッパのほうがアメリカに比べ留学生の割合が多く、国際的なので目的が達成されたかは就職してからでないと分からないですが、ヨーロッパのMBAを選択したのは過酷ではありましたが、正解だと思います。

今後の目標

まずは今度の会社で早く実績を残し、実力をつけ国際舞台で存分に暴れたいです。

芝原亜季さん Nottingham/英国2007年秋MBA卒業生

プロフィール[インタビュー実施:April 2008]

芝原亜季さん

日本の大学で開発経済学を専攻し、卒業後は日本の政府系金融機関で約6年間勤務。主に開発途上国向けの経済援助に関連する業務に従事。退職後の2006年に渡英し、英国Nottingham Business SchoolにてMBA in CSR (Corporate Social Responsibility)を取得。現職ではCSR/環境専門のコンサルティング会社に勤務。

なぜヨーロッパのMBAを選びましたか?

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は、①1年間でMBAが取得できるので時間もコストも節約できる、 ②ビジネスというよりは全体的にマネジメント性が高く、ある程度キャリアを積んだ中堅クラスで留学するには適当、 ③イギリスのMBAコースは国際色が豊かで、イギリス人といえどもマジョリティではなく、あらゆる人種、国籍の人間が集まっている、 ④自分が追求したいと思っていたビジネスにおけるCSR、環境とった分野でもっとも先進的、などの理由があります。

結果的に、①から④のように考えていたことは、ほぼ全てNottinghamMBAでは実現できました。

しかしながら結果的に1年間でMBAの取得は出来るものの、非常に過密なカリキュラムを一気にこなしていくので、やや消化不良な感じは否めません。自分自身である程度メリハリをつけることが大事だと思います。また、これからの仕事を通じて学んできたことを活かしつつ、自分の中でも整理していくことが必要だと感じています。

MBAは現在の仕事にどのように役に立っていますか?

MBA で学んだ知識は、私の場合は仕事に直結しています。MBAで学んだ経営の幅広い知識は、 コンサルタントとしてクライアントの課題を一緒に考える際に全て不可欠な要素だと感じています。 また、現在はCSR・環境経営を専門とした仕事に就いているので、NottinghamMBA in CSR で得た知識や実践してきたケースなどは、 例えばリサーチを行う時のヒントになるなど、仕事のファンダメンタルな部分を強化するものとなっています。 全てが仕事に直結するものばかりではないとも思いますが、仕事を進める上で不可欠な知識や物事の見方が身につくので、 ビジネスパーソンとしての総合力は間違いなく高まると思います。

また、30ヶ国以上にできたMBAでの友人は貴重な財産です。メールやSNSなどを通じてそのネットワークはしっかり維持されていて、仕事上で助け合ったりすることもよくあります。

出願案内

出願に必要なもの

申請用紙 成績証明書 (4年制大学卒業以上で成績は、First、もしくは、Secondレベル。) Reference 2通 TOEFL(250以上、TWEが最低5)と、GMAT(600以上、AWA5以上) もしくは、IELTS 7.0 ライティング、リーディング、スピーキング、リスニング 全て最低6.0 最低就業経験 4年

競争率が高いため、以上の条件を満たしていない場合入学許可を得るのは難しいです。ただし語学力については上記基準に満たない場合、事前のCELE(夏季語学コース)に参加することで条件付き入学許可を認められる場合があります。