Strathclyde Business School

http://www.strath.ac.uk/business/

スコットランドのグラスゴー街中に位置する大学です。

街の中に立ち並ぶ大学の中にビジネススクールは特別にビジネスセンターのような風貌でモダンな新しい建物がたっています。

Status: Part of University of Strathclyde

学校紹介/特徴・強み

学生層

平均年齢は30歳前後、バックグラウンドも様々な学生が、2016年は15カ国から集まって来ています。45人前後とクラスサイズは比較的小さく、共同作業を重視します。

学校の雰囲気

新しい施設がととのっており、立地条件としましては、街中にあることからもいろいろな娯楽施設が近く、にぎやかで活動的な生活を望む方にはお勧めです。グラスゴーはスコットランド最大の都市で、1990年には欧州文化都市に選ばれ、芸術文化の街として見事な再生を果たしました。観光客も多く、文化の香りと活気のある生活を好まれる方に良いでしょう。

強い分野

  • Strategy
  • Leadership
  • Entrepreneurship

コースはModule 1. Reflective Practitioner でこれからの社会の変化に対応できるマネージャーになるための基礎を、Module2. Making the Business Workで具体的スキルを、そしてModule 3では、Strathclydeの強みであるStrategic Management for Sustainable Success を学びます。これらの知識をModule 4. Personal DevelopmentのStrategic Consulting in Practiceや選択科目、そして最後のMBA projectで実際のケースにアプライしていきます。

フルタイムとパートタイムを重ね合わせたコースが可能なため、受講形態は大変フレキシブルです。この近くでお勤めの方、MBA以外にも他の分野を学ばれたい方などは、余裕があれば、うまく調整した受講方法を考えられるかもしれません。
マレーシア、シンガポール、ドバイ、アブダビ、オーマン、バーレーン、ギリシャ、スイスにてMBAのコースを現地の学校に通いつつ受講することも可能です。

MBA Flexible Learningは3年のプログラムですが、早く終わらせたい方には、スクールが更に短いスケジュールを組んでくれます。コースを通して、2回のWeekend Schoolに参加する必要がありますが、face-to-face seminarsはオプショナルとなります。

2002年度 大学院留学事典 アルク社
Strathclyde/ Business-Paradigm情報提供

卒業生の声

小仲 夕紀(こなか ゆき)さん Strathclyde/イギリス2006-2007 在校生

[2007-2008 ALC 特別体験談より]

小仲 夕紀さん

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

大学でフランス語を専攻、欧州資本の企業に勤務経験があるというバックグランドを持つ私にとって、ヨーロッパのビジネススクールはごく自然な選択でした。ヨーロッパの本社のトップマネジメントの意図することや戦略の背景にあるのは何かを考える機会が多く、それらを理解したいと考えていたからです。様々なステークホルダーを視野に入れて、中長期的なスパンで経営を捉えるという姿勢は、ヨーロッパで学んだからこそ得られた結果のように感じます。

余談になりますが、次のような理由からUniversity of Strathclyde Graduate School of Businessを選びました。AMBA(イギリス)・EQUIS(ヨーロッパ)・AACSB(アメリカ)という3つのMBA承認機関から、承認を受けている信頼できるプログラムであること、従ってMBA修了後どの国に本社がある企業に勤めたとしてもプラスに作用すると考えられること、興味があった戦略とチェンジマネジメントに強みを持っていることです。

授業はどうでしたか?大変だったことは?

授業の密度が高いのは事実です。予習、授業、グループワーク、アサイメント、試験というプロセスを通して、知識が身についていったと感じています。ビジネススクール在籍中に、パートタイム・通信制MBAの方とも話す機会がありましたが、仕事と並行してMBAを取得する方が大変だと思います。私にとっては、今後も続くビジネスの変化に常にキャッチアップしていくための自己研鑽の良いトレーニングになったと思います。修了した今となっては、大変なことよりも楽しかったという思いが残っています。あえて言うならば、アサイメントやプロジェクトの提出時に、限りある時間内にベストなものを出すにあたり、どこでラインをひくかが大変でした。

一方で、University of Strathclyde Graduate School of Businessの場合は、試験がクリスマス・イースター休暇前にあるので、メリハリのある生活を送ることができました。

好きな教授や科目は?

一つを選ぶのは難しいので、「Exploring Business Environment」「Strategy Analysis and Evaluation」「Managing」「Making Strategy」「Strategic Issue Explorsion」の科目からなる「Strategy」モジュールを挙げたいと思います。ミンツバークが著書「戦略サファリ」で述べている計画的戦略と創発的戦略を網羅しており、グループワーク・プレゼンテーション・アサイメントを通して、これらを体得できました。フレームワークの紹介ではなく、いずれも企業の抱える制約条件も含めた実現可能性など実行フェーズまで視野に入れた戦略策定プロセスである点も実践的だと思います。また、プロセスでは徹底して考えぬくこと、ロジカルに議論することを求められました。このモジュールの末、それまで問い続けてきた「多国籍企業における全社戦略と現地法人の事業戦略の一貫性と現地法人をとりまくビジネス環境との整合性」に対する私なりの解を見つけることができました。

他国からのMBA留学生の印象は?上手く付き合うこつは?

業種、職種を問わず、多国籍企業出身者が多いと感じました。ビジネスや自身のキャリアに対して熱意と明確な意志を持った人に出会えたこと、そんな友人達と議論しあったことは、何事にもかえがたい経験となりました。

コツと言えるかどうかはわかりませんが、異なる習慣や文化を尊敬すること、自分の意見をしっかり主張することをはじめ自分のカラーを出すことは大切だと思います。

現実として、教授からだけでなくクラスメートからも多くを学ぶMBAでは、グループワークでのパフォーマンスや授業での発言内容が、人間関係に影響します。実ビジネスでのクロスファンクショナルかつ多国籍のチームにて、どのように振舞うかという心がけで臨むことが適切かもしれません。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

苦労したことは、冬の長さ・雨の多さ・ポンドの高さです。そうは言っても、グラスゴーは適度な規模の都市のため、勉強に集中しながらも多少の息抜きもでき、生活に困ることは特にありませんでした。ただ、日本の医療制度とは異なり、体調の悪い時にすぐに診てもらえるシステムではないので、健康管理には通常以上に気をつけていました。

楽しかったことは、忙しい合間をぬって友人と食事をしたり、カフェで話し込んだことです。また、ストラスクライドでは、フルタイムMBAにはスコットランドの山の名前がイヤーネームとしてつけられ、その山に登るという伝統があります。往復7時間の道なき道を歩き続ける大変ハードなものでしたが、成し遂げた達成感と頂上からの絶景は忘れられません。

MBA取得後のキャリアは?

企業の抱える幅広い経営課題の解決を支援することと組織変革に携わりたいと考えています。MBAで学んだことはあくまでも基礎中の基礎なので、そのまま役立つとは思っていません。しかし、物事を多面的に捉える習慣や考えるためのベースとしての支えになるとは思います。

出願案内

出願に必要なもの

申請用紙(含:エッセイ、推薦状、履歴書) GMAT 550以上 IELTS スコア 6.5 以上 (スコアはあくまでもスクールが基準として出しているものであり、例外がある場合もありますため、詳しくは弊社までお問い合わせください。
お問い合わせ先:ryugaku@business-paradigm.com) 大学の成績証明書/卒業証明書 (4年制大学卒業以上) 職歴 3年以上 24歳以上

学歴などについて、上記の入学基準が満たされていない方に対しましては、職歴やパーソナリティーにより、Diplomaのレベルに最初に登録する、という形で入学を許可される場合があります。その場合は、最低5年以上の職歴、かなりのマネージメントレベルでの経験が必要です。Diplomaを終了できた場合は、そのままはじめからMBAへ登録していた学生と同じようにMBAの最終論文のほうへ進むことができます。