Solvay Business School

黒川 美枝さん Solvay/ベルギー2000年秋MBA卒業

プロフィール[インタビュー実施:Aug 2000]

2000年 Solvay MBA 卒業

MBAのコースを受講していて、どんなことを学んでいますか?

Solvayのコースは10ヶ月間,5学期で構成されており,学期ごとに異なる授業を4〜5,計20以上のクラスを受けることになります。2ヶ月に1度のペースで試験が行われるため,緊張感を失うこと無く内容の濃い充実した10ヶ月間を送れます。Solvayは理論,実例,討論,研究,レポート,発表と全てバランスよく組み込まれており,前半は個人で学習後,クラス討論を経て試験という形式が多いのに比べ,後半は授業と平行してグループで研究発表をすることが多くなります。様々な国籍と経験を持ったクラスメートから諸問題に対する生きた知識は勿論のこと,アプローチ,理解,解決,発表まで多様な方法を学びました。平均年齢が28歳と若いためか,クラスには活気があり56人と人数も少ないので苦楽を共にする同士的な感覚があります。クラスメートと比べると英語を通しての理解が遅く表現力も乏しい私は,学習はもちろん精神的にも彼らから刺激を受けると同時に助けられました。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか?
また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

英・通貨統合とヨーロッパの市場に強い関心を寄せているため
・EU企業経営に対する興味
・多様な国籍の先生方と学生

Solvayについて

Solvay は11の必修科目と20以上の選択科目があり,中でもEuropean Electivesでは欧州の税制,経済政策,外交政策,企業経営,市場分析など幅広く学ぶことができます。先生方は活力に溢れ魅力的です。また,各国のクラスメートからそれぞれの国においてEUが実際にどういった意味合いを持っているのかを教わりました。後は時間との戦いです。「一日が48時間あればよいのに」と何度も思いました。Solvayのコースには大変満足しており,この辛く楽しく充実した1年間で学んだことは計り知れません。しかし,基本的にMBAコースは欧米人にとっても大変なコースであるため,異文化がベースにあるアジア人にはたとえ英語力がネイティブ並みであっても相当の努力が必要です。

今後の目標

欧州企業で数年働いた後,日欧経済交流に関係する仕事に就きたい。

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