Neoma Business School

大鉢麗佳さん NEOMA International MBA2010年6月修了

[2011 ALC留学ネット MBA特集より]

いろいろな国籍の学生と活発な議論を交わしました。
学生の出身国は西欧、中欧、アジア、中東、北米、南米とさまざま。グループワークの課題が多いので、いろいろな国籍の学生と話し合うことになりますが、全員の意見が一致することはまれなので、 ときに活発な議論を交わします。これは国際性を重視しているRMSの強みで、MBA取得後、海外での活躍を目指す人には非常に学ぶところが多いと思います。10カ月のコースなので、 時期によってはプレゼンテーションや試験が重なり、かなりハード。グループワークのミーティングの日程調整だけでも大変です。学生のバックグラウンドもファイナンスやエンジニア、 マーケティングと多様なので、ファイナンスの得意な学生が自発的に勉強会を開催するなど、お互いに助け合っています。女性が多いのも特徴です。

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徳永 麻美(とくなが あさみ)さん NEOMA International MBA/Reims (現在: Paris campus)2006-2007 MBA在校生

プロフィール[インタビュー実施:04 2007]

徳永 麻美さん

2001年 横浜市立大学商学部経営学科卒業イギリスおよびフランスに留学後、日系企業、在外日本大使館勤務を経て2006年9月よりNEOMA Business School にてMBA留学中。

MBAのコースを受講していて、どんなことを学んでいますか?

9月入学から翌年2月にかけて、会計、ファイナンス、経営管理、経営戦略、マーケティング、組織行動論などMBA基礎科目とされる15科目を受講します。3月以降は、@当校でマーケティング、ファイナンスを中心にした選択科目を履修し専門性を高める、もしくは、A当校と提携関係にある諸外国MBAへ交換留学し国際性を高めるという2つの選択肢があります。また、卒業必須単位として義務付けられているビジネスプランの提出・発表は、授業で習得した知識を効果的に実ビジネスモデルに応用させる良い機会となり、実践的な学習に役立っています。卒業後、実際にそのプランを基にして起業する学生もいるようです。

ヨーロッパのMBAを選んだ理由は何ですか? また、現在のコースはその目的をどのように満足させていると思いますか?

学生時代からフランスに縁があり、MBA取得後のキャリア設計においても、フランス関連企業就職を前提に考えていたので、フランスでのMBA取得は自然な選択でした。学校決定の際は、ビジネススクールとしての評価、学費、国際性、クラス人数、物価、生活環境などを総合的に考慮しました。NEOMA International MBAの魅力は、少人数制で、国籍、年齢、バックグラウンド全てにおいて多様性に富んでいるところです。バラエティ豊かなクラスメートとのグループディスカッションは、柔軟かつ論理的に思考する良い訓練となり、また共に作業することで、異文化間でのリーダーシップ発揮方法が自然に身につきます。

今後の目標

将来的にはブランドマネジャーとして企業の事業計画・戦略に携わることを目標にしています。これから就職活動を本格化させ、日本企業・フランス企業を中心に、マーケティング関連での就職が出来るよう頑張りたいと思います。

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小野 崇(おの たかし)さん NEOMA International MBA/Reims (現在: Paris campus)2001年フルタイムMBA卒業

[2008-2009 ALC特別体験談より]

小野 崇さん

留学期間:2006年〜2007年
留学先:NEOMA Business School(フランス)

ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?

私の場合、私費で留学したこともあり、短期間で、生活費を含めたコストも少なくて済むヨーロッパを選びました。(学生期間中は、単純にキャッシュフローはネガティブですので。)さらに、私のバックグラウンドのIT業界では、1年でも技術が相当進歩しますので、長いブランクの挽回は難しくなります。
また、良くも悪くも日本ではアメリカ流のビジネス風土を取り込もうとしている向きがあります、そのような中で、元来のアマノジャクな性格も手伝って、ヨーロッパのビジネスというものを感じてみたくなり、こちらを選びました。まあ、ワインにシャンパン、バゲットなどの誘惑が大きかったのも否定しませんが…。

授業はどうでしたか? 大変だったことは?

講義は基本的に予習が必須です。MBAコースの理論部分については 予習をして臨まないと、講義・グループワークに参加しても実りが少ないと思います。初めの部分から解説を加えてくれる親切な教授もいますが、少数派だと思います。よって、講義もグループワークが中心となります。もちろん、予習をせずにグループワークに臨めますが、実際何かを得られるかは非常に疑問です。皆さん同じだと思いますが、限られた時間で、講義に参加する前に、予習教材を読み込むのには大変苦労しました。
ただ、アメリカなどとのコースと比べ、ケーススタディの分量が少ないと感じました。その分を学生同士で勉強会などを行うなどして補おうとしましたが、この 1年間のコースでは、実際のケースにどう理論を応用し、どう取り組むかの自分なりの方法を見つけるまでが限度だと思います。

好きな教授や科目は?

在学したスクールではファイナンス系の講義が充実しており、かつ、自分が理系出身であったこともあり、他の科目よりも楽しく受講できました。ある企業の情報を与えられ、その後の株価の推移を検討させるケースなどはとても楽しかったですね。また、ポートフォリオマネジメントなどの講義では自らの資産の保全をターゲットとした講義の構成で、即自らの生活に活かせる点も非常に有意義でした。

他国からのMBA留学生の印象は? 上手く付き合うこつは?

当たり前ですが、それぞれの国、文化背景が異なるところからやってきていますので、グループワークなどでの議論中には驚かされることがよくありました。プライシングのケースで、中国人学生が、ブランド品の驚異的な格安戦略を頑強に主張していたのが一番驚かされましたが…。
概して他国の学生は大局的に物を見る考え方が身についています。交渉術の講義などで、様々な利害関係者の置かれる状況を利用して、どんどん代替案を出せるのには感心しました。
うまく付き合うコツ、といえるかどうかは分かりませんが、考え方、文化の違いを認めること、そもそも自分と同じ考えをしてくれるとは期待しないのが第一歩ですね。その上でお互いの考えを十分吟味してよりよい方向を出していく、そんな感じでやってきました。

生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?

講義はすべて英語でしたが、スクールを一歩出ると、というよりスクールも他のコースの9割はフランス語での講義ですので、フランス語が上手くないと結構苦労します。賃貸契約、携帯電話、インターネット接続など難しい文章を読むのには苦労しました。もちろん、フランス人の友人たちには大変お世話になりましたが。
スクールは少人数であったので、みな家族のような付き合いで、苦楽をともにしてきました。コースの最初に設けられているアルプス合宿から、みな打ち解け、グループワーク、その後の一杯(?)の付き合い、フランス学生の家庭で妻子含めたホームパーティーなど、楽しい思い出は数えられません。

MBA取得後のキャリアは?

MBA取得後は、今までのIT業界でのキャリアをベースとし、より経営に踏み込めるポジションに就きたいと思っています。具体的にはITシステムの改善のみならず、経営戦略とシステム、それらにまつわる業務の適合性の評価、適合しない場合の業務改革を遂行するようなポジションを目指しています。このポジションにはMBAで学んだ組織行動学、リーダーシップ、交渉術などの知識が生かされると思っています。

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