International University of Monaco
松本 麻里(まつもと まり)さん IUM/モナコ2002年MBA卒業
プロフィール[インタビュー実施:Oct 2004]
- 2002年 IUM/MBA卒業
IUMについて
IUMの最大の特徴は、10カ月の集中MBAプログラムとモナコという立地にあります。モナコはアルプスと地中海の大自然に囲まれており、金融をはじめ各種産業が発展しています。MBAの1科目は通常1週間で完結するため、集中して取り組む必要がありますが、クラスはヨーロッパ各国、アメリカなどさまざまな国から学生が集まっているため、本当に国際性豊かで、多様性に富んでいます。また、モナコ、モンテカルロは周知のとおり国際都市で、さまざまなイベント、国際的な催しも年間を通して行われるため、学生生活だけでなく、プライベートも充実した時間が過ごせると思います。
池側 賢一(いけがわ けんいち)さん IUM/モナコ2006-2007 在校生
[2007-2008 ALC 特別体験談より]
ヨーロッパのビジネススクールを選んだ理由は?
一般的にMBAはアメリカでという人は多いと思いますが、逆にヨーロッパでMBAを取る方が、意外性があり、その特殊性も転職時に評価されると考え、ヨーロッパでMBAを取ることにしました。特に私の選んだIUMはヨーロッパでありながら、アメリカ式のMBAが学べ、10ヶ月間で卒業できるということと様々な国から学生を集めていることがとても魅力的でした。また、入学時の英語の基準はありますが、熱意があれば受け入れてくれる雰囲気がありましたので、英語の苦手な私にとって、とても良い環境であると考え、International University of Monaco(IUM)に決めました。
授業はどうでしたか?大変だったことは?
どのビジネススクールでも同じかと思いますが、私の場合、英語があまりできなかったので、英語でとても苦労しました。クラスメイトとの会話がまず聞き取れず、当然授業での教授の話も分からない状態が続き、とてもストレスがありました。しかし、日本の話題が出た時は絶対何か一つ発言することに決め、クラスに貢献するようにしていました。プレゼンがある時は事前にすべての内容を紙に書き、それを読むことで乗り切りました。こうして徐々に授業に対する私のスタイルを作り、クラスメイトや教授に認めてもらえるようになることがとても大変でした。
好きな教授や科目は?
ファイナンス系の授業がとても楽しかったです。今までファイナンスと無縁のエンジニアの仕事に就いていましたので、授業自体も新鮮でしたが、数学を多用するので、授業の内容がとてもよく理解できたことがよかったです。また、モナコには金融機関が集まっていますので、第一線で活躍しているファンドマネージャーの授業などもあり、投資について面白い話がいろいろ聞けた点も良かったです。特にアカウンティング、M&Aの授業が良かったです。
他国からのMBA留学生の印象は?上手く付き合うこつは?
授業にも積極的に参加し、わからないことがあればどんどん質問していく姿勢には驚かされました。また、非常に社交的な学生が多く、パーティーでの振る舞いなど学ぶべきことは多かったです。上手に付き合うコツは"give and take"だと思います。take and take にならないように気をつけていました。
生活面で苦労されたことや、楽しかったことは?
生活面で苦労したことは日々の食事です。サンドイッチ、パスタ中心の食事でしたので、非常に日本食が恋しくなりました。そのため、日本から持ってきたレトルト食品でよく自炊をしていました。食べ物も含め、あまりものがない印象がありました。仮に欲しいものがあったとしても、物価が非常に高く、日本の100円ショップで買えるものが4、5倍の値段で売られているのでなかなか買う気になれませんでした。
楽しかったことはいろいろありますが、特にカンヌ映画祭、モナコグランプリなど世界的に知られた催し物が見られたことです。また、モナコのプリンスとのパーティに参加させていただいたことは、とても光栄で、良い体験をさせていただきました。
MBA取得後のキャリアは?
MBA取得後、Ken Auto Tradingという中古車を海外へ輸出する会社を大阪で起業することにしました。実際に起業するにあたり、資金融資のための企画書の作成にMBAの知識がとても役に立ちました。また、日々の業務の中で、会計実務やマーケティングを行う際に役に立っているように思います。MBAを学んだことにより、より深く考えることができるようになったことも大きな成果です。